70、魔王と少年。 S
「・・・ったく、うっとうしいったらありゃしないぜ。こんなもんにそんなに価値があるのかっつうの」
『だからいつも言っているであろう。それがあれば、この私を従えることが出来るのだと。この、悪魔最強の魔王様をな!!』
「俺にあっさり負けるような魔王を従えることに何の意味があるんだよ。ちんくしゃ」
『ち、ちんくしゃ?!・・・いつもいつも無礼だぞ貴様!!』
「やろうっていうんなら容赦はしねぇぞ?」
『ぅ。・・・ふん、まあ、今日の所は大目に見ておいてやる』
「へいへい」
少年:偶然手に入れた指輪のせいで魔王憑きになり、色々な所から狙われることになった少年。リアリスト。温度が低い。腕っ節には結構自信がある。目で見えるもの、実際に感じることしか信じない。マイペース。
・魔を封じ、浄化する右手を持つ特殊体質。だが、あまり自覚はない。
・基本的に運はいいほう。運の勝負での勝率は8割ぐらい。
・指輪を呪いのアイテム扱いしてる。外せない。
魔王:悪魔の長である魔王。・・・が、少年にあってからは弱体化し、ちんくしゃ扱いされたりする。発言は偉そう。基本的にいつも自信満々。へたれ。律儀。ツンデレ。腕っ節自体にはあまり自信がない術師タイプ。
・少年の右手の魔封じによって能力の大半が封印されている。現在使える力は全力の一割にも満たない程度。その辺のガキに負けるレベル。
・指輪は一種の呪いの様な物で、それをつけている相手の命令に従わなければならないことになっている。でも、かなり不本意。
・ファンタジー臭のする現代世界。魔法は裏では結構使われているが、表ではスルー。
・天使と悪魔は仲が悪いが、同族嫌悪に近いものがある。本質は大体同じ。
・天使や悪魔、魔法などのオカルトは表ではないものとして扱われている。普通の人間はよっぽど係わり合いにならない。
・科学は発達しているが、オカルトを科学でどうにかするのはタブー扱いにされている。なんか住み分けされてる感じ。
・科学側の人間とオカルト側の人間は基本的に相容れない感じ。
・超能力も一応オカルト側に分類されている。