61、廻る 廻る 時 刻む針 S
ファンタジー
「お願い、私は死にたくないのっ・・・巻き戻してよ!」
「でも・・・同じ事を繰り返すだけなんだよ?記憶もいっしょに巻き戻されるし、それは必ずまた起こるんだから。・・・それに、僕はもう君に忘れられたくない・・・」
「・・・もういい。アナタには頼まない。それを貸して。自分で巻き戻すわ」
「それは無理だよ。これは僕にしか扱えない。・・・君には使えないよ」
「私はっ、死にたくないのっ!!」
「・・・」
少年:お人好し。過去・現在・未来を見通す力と、時を操る時計を持っている。時自体を操ることは出来るが、時に干渉することはできない。だから、傍観者になりがち。押しに弱い。真面目。几帳面。寂しがりや。
・人間ではなく、時の精霊(自覚はない)。時の精霊は本来過去・現在・未来を司るものがそれぞれ一人ずついるのだが、それが一つの同一存在(=少年)になってしまっている。人としての記憶は丁度いた人をコピった感じ。
・力のせいで人に忌み嫌われている。ので、あまり力が好きではない。時計の方も問題の先送りで解決にならないと思っている。ちなみに本人は対象外。
・運命論って言えば運命論な世界。同じ事があれば何度でも同じ選択をしてしまう。何故なら”前回”の失敗を覚えていないから、見たいな。
・モンスターとか出てくるタイプの世界。妖精とか精霊とかもいる。後、幻獣とか。神様はいない。むしろ、精霊≒神。魔法もある。
・土地によって魔法と機械のどっちが発達しているのかは違う。
・精霊は死なないけど、消滅することはある。でも、ただ消滅すると世界のバランスが崩れるので、同時にどこかで同じ力を持った精霊が生まれる。精霊が生まれることはそこかで精霊が死んだということと同義。数は一定。
・世界のバランスが崩れるとモンスターが凶暴化したり、異常気象が起こったりする。そのまま放っておくと世界が崩壊するかもしれない。
・精霊は世界のバランスを整えるための存在。
・”少年”の存在はかすかに世界のバランスを崩している。何故なら本来3つであるべきものが1つになってしまっているから。原因は不明。
・死者の時を戻すことは禁忌に触れる行為。
・怪我を治すのなら戻すよりも進める方を使う。自己治癒できる範囲なら。