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492,その日、運命が微笑んだ S

西洋ファンタジー的世界観 ファムファタル系 

乙女ゲー主人公とか悪役令嬢とかとはまた違う何か しいていえば伯爵はヴィラン


「私、私のことが好きな方が好きなの。だから、伯爵さまが私のことをお兄様の妹としか思わずに口説いていらっしゃったのもわかっていましたわ」

こともなげに彼女は愛らしく笑って告げる。無邪気な春の妖精のようにそこに悪意の色はない。

「…それでは、何故私に身を預けられたのですか」

「何故だと思います?」

面白がるように彼女は微笑して問い返す。彼も苦笑いを返す。

「お教えくださいますか?レディ」

「うふふ」



伯爵:隣国の伯爵。兄の学友。

紳士的。にこやか。兄とライバル関係にありあまり仲が良くない。マイペース。交友関係が広い。悪人とも善人とも言い難い。武闘派。インテリ。真面目。律儀。図太い。口が上手い。容姿もそれなりに整っている。あまり自分のことを話さない

・兄に対してめちゃくちゃ執着がある。愛憎入り混じっている。表面的には友好的にしているが、いっそ殺したい気持ちもある。嫌いなのかと言われると少し違って、多分に自分を見てくれないことに対する反転が多分近い。NTRはBL的な文脈。多分憧れ的なところがある

・兄が溺愛しているので妹にちょっかいをかけ、同じ瞳が自分を見てくれることで本気になってしまった。多分運命がねじ曲がった

・元々あまり主体性がなく、情熱もなく、家の駒として動くことを良しとしていた。それが兄と会って望みを得て、妹によってねじ曲がった。兄妹以外の人間のことはあまり興味がないというか、好きとも嫌いとも思っていない。家族も含めてそう。別に虐待とかはされてない


兄:王国の伯爵家の嫡子。隣国に留学していた。

ネアカだが感情がはっきりしている激情家。好き嫌いもはっきりしている。根は善性だが、愛の為に悪行を成せるタイプ。真面目。律儀。美形。情に厚い。陽の口下手。大事なところで言葉が足りない。シスコン。悪運が強い。過保護。心配性。

・年の離れた妹を溺愛している。ロケットペンダントに妹の肖像を入れている。妹に対して運命だの星だの評するが、あくまで兄としての愛であって近親相姦的なニュアンスはない。でも可愛い妹に悪い虫が近づくのは気に入らないのでめっちゃ干渉する

・伯爵のことはあんまり好きじゃない。ほぼ眼中にないがなんかつっかかられてるくらいの認識。向かってくるなら喧嘩は買うが

・妹を幸せにしてやるのは自分の役目だと思っている(一生面倒見るという意味ではない)(必要ならやるけど)お家騒動で自分の婚約とか諸々滅茶苦茶になっているが、妹は望む相手に添わせてやりたいとは思っている。だがその男はやめておけ。そいつはお前を幸せにしない

・留学の途中で実家のトラブルの報告が来て帰ったら大変なことになっており、慌てて当主に納まり爵位を継いだ

・幼少期に美少年すぎて自分が目を合わせて微笑むと男女を問わず恋に落としてしまうということに気付いたので、あまり微笑まないようにしている


妹:兄の年の離れた妹。伯爵令嬢。

聡明で美しい少女。笑顔が愛らしい。派手な美貌ではないが人目は引く容姿。交友が広い。実は結構おてんば。誠実。情に厚い。器用だが、大変優秀というほどではない。人の感情の機微に聡い。朗らか。肝が据わっている

・色んな男に"俺がついていないと"とか"俺だけがあの子のダメなところを知ってる"とか"彼女こそが運命"とか思われている。平たく言うとファムファタルの類。老若男女問わず多くの人間の運命をガッタガタにしている。何なら人間以外も狂わせている。狂わせてる自覚は薄っすらあるが、狂わせようという意図はない。周囲が勝手に運命を感じて狂ってるだけ。本人的には私は私のことを好きな人が好きなの、ってだけ

・伯爵が兄に対する嫌がらせ的な意図で自分に近づいてきたのに気付いていて、家の利になると判断して乗ってみせた。ボディーガードにも丁度良さそうだったし。外見も好みの範疇だし。で、にこやかに対応してたら本気になられた。まあよくある展開である

・伯爵以外にも口説いてくる男はいたが、大体ひらっと躱していた。大体の男は兄を敵に回す覚悟がなかったので。あと、家のためにならない相手と、遊びの関係を求めてくる相手も袖にしていた。そもそも恋愛に対する興味がない。政略結婚でいいと思っている

・竜に惚れられてしまった結果、両親や周囲の人間の何人かが殺されたり大怪我を負ったりと大変なことになり、彼女自身も攫われた。結局その竜は退治されたものの、魅了スキル持ち疑惑がついた。しかし魅了スキルは持ってない。人心掌握系技能を一杯もってるだけ。レジストに必要なのは魅了耐性ではなく、嫌悪感。つまり交渉特化ビルドPCなだけ

・基本思想として、自分に好意を持っている相手は自分に危害を加えてこないだろう、というノリで交渉特化ビルドになったので本当に惚れさせるつもりはなかった。なんなら本人的には恋愛じゃなく友情的な好意を集めたい




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