49、がんばれしにがみさん S
「私は”死人の悪行を裁くためにつかわされる神の使い”略してしにがみです!!」
「・・・は?」
「ですから、私は”死人の悪事を隠蔽するためにやってくる神の使い”「それはもういいから。つぅか、さっきといってることが変わってるし。・・・一体そのしにがみサマが何の用だ?」
「そうなのです。私はあなた様にお願いがあるのです」
主人公:幽霊とか精神衛生上見えない方がよろしいものが見える体質以外は至って普通の少年。厄介事からは逃げるに限る、が信条。幽霊などに絡まれた時は幼い頃曾祖母に教わったおまじないを使って逃げている。
・曾祖母(故人)は強い力を持った霊能力者だった。主人公は隔世遺伝。
しにがみ:”死人の犯した罪を修正するために送り込まれる神の使い”略してしにがみ。自分の役職名をちゃんと覚えていないのか、名乗るたびに微妙に違っている。妙な丁寧語で喋り、度々何かどじをやらかす。ちにがみとは敵対関係。
・冥王の隠し子。ただし、それを知っているのは冥王、母、ちにがみのみ。本人は知らない。背中の羽と羽の付け根に冥王の血を引く証である痣がある。
ちにがみ:”血まみれの死人を回収する神の使い”略してちにがみ(としにがみは言っている)。本人曰く、”俺様の仕事はそこいらの神使には教えられねぇんだよ”。高い魔力を持っている。肩に痣がある。しにがみとは敵対関係。ツンデレ。
・冥王の庶子。とはいえ、冥王には嫡子がないので、冥王の子の中でもかなりの力を持っている。・・・が、そもそも冥王が世代交代をするのかは不明。
冥王:しにがみたちの上司。浮気性で始終ふらふらしているが、一番愛しているのは正妻。だが、方々に子供を作っちゃったので説得力がない。趣味はタルタロスの死者の園でガーデニングをすること。サボり癖がある。結構いい加減。普段は子供の落書きのような姿をしているが、本当は美形のおじさまらしい(自己申告)。
書記官:冥王を補佐する書記官。外見は眼鏡で前髪ぱっつんの女の子。比較的無口。毒舌。真面目。冷静沈着を心がけているが、結構沸点が低い。頭に血が上っていると、かなり頓珍漢なことを口走ってしまう。