488,パーティを追放されたので、本業に戻ろうと思います S
ファンタジー 追放チート系っていえば追放チート系 転生者ではない
かわちいピヨピヨ系勇者パーティ 魔王を恐れないものが勇者。それがポジティブな感情でも成り立つ
生物全部魔物な世界観 ただし魔族と人間は自認が魔物ではない シェイプシフターあたりかな
「マリオンさん!あなたを僕たちのパーティから追放します!」
「えーと…理由を聞いてもいいか?」
「このパーティにあなたは必要ありません。他のもっとすごい…じゃなかった、ご自分が活躍できる場所に行ってください」
「あと時々笑顔がめちゃくちゃ怖かったし…」
「もうこのパーティにマリオンさんの居場所はありません!」
「そう、か…」
これまでの付き合いで四人の振舞いが不自然であることに気付いたものの、彼にパーティから抜けてほしいというのは本心なのもわかる。
主人公:モンスターテイマー。魔物をテイムして従えることができる。その場その場でテイムすることが多い。本人も多少は魔法が使える。真面目。寡黙。一人で考え込みがち。義理堅い。面倒見がいい。世間知らず。旧パーティメンバーとは保護者のような弟分のような不思議な関係だった。権力や名誉にはあまり興味がない。身体能力が見た目より高い。見目はあまり華がないが、よく見ると整っている。冷静沈着。合理主義者。
・魔王。情報収集のために人間に化けて冒険者になったところをパーティに拾われ、色々常識などを教えてもらった。人間のことは元々薄っすら嫌いくらいの認識だったが、パーティに絆されて、偶にいい奴もいる、くらいにはなった。この子らが引退するまでくらいはこのまま冒険者やっててもいいかな~と思ってた。
・人間ではないので寿命が違うし、色々なものの捉え方が違う。実質的に寿命も性別もないタイプの存在。今の姿は昔殺した人間を模したもの。特に思い入れとかはなく、ログに残っていた中で一番目立たなさそうな姿というだけ。目立つと色々面倒だと思ったので
・パーティの前では全力の一割も出していなかった。まあ全力出そうとしたら本性を晒さなきゃならなくなるんだけど
・人の感情に対する理解度はまだ低い。なんやかやパーティのことは気に入ってるので感情の裏読みも30%くらいはできるけど、他の人間は表面的な感情というか、表情の喜怒哀楽くらいしかわからない。基本、人間の個には興味がない
・魔王だからといって世界征服とか人間滅ぼそうとか目論んでるわけではないが、モンスターの頂点であり人類の敵対者ではある。ランクアップで魔王になったタイプの魔物
旧パーティメンバー:田舎から夢を以て街に出てきた少年少女たち。先達たちの助力もあってなんとか冒険者として一人前になれたかな?というくらいの頃に自分たちと同じく田舎の出であるらしい主人公を見つけ、今度は自分たちが初心者を助ける番!とパーティに誘った。
二人ずつで幼馴染。純朴。善良。お人好し。騙されやすい。かわちいぴよぴよちゃんたち。良縁に恵まれている。あんまり偏見がないが知識もない。
・主人公をパーティから追放したのは、自分たちのような弱小パーティにいるよりも、もっと凄腕のパーティにいった方が活躍できると思ったため。本質的なところに気付いたわけではないが、潜在能力の高さは気付いた。悪感情はない。でも他のパーティの勧誘を僕たちを理由にして断ってたし…。
・初期ジョブは剣士、僧侶、魔法使い、戦士だが、主人公脱退後に色々あって最終ジョブは勇者、聖女、聖騎士、精霊術師になる。つまり勇者一行である。主人公とパーティ組んでたことは関係あるような、ないような。ただし強かったからそうなったわけではない。
・主人公と組んでいた頃、魔物避けのお守りをもらっている。実際の所、魔王様からの加護の付いたお守りなんてあったらそりゃ避けるわってやつ。大切な友達に貰ったものなので、大切にしている。売ったり捨てたりするつもりはない。表に出さなければ効果は十全に発揮されない
・当然、主人公が人に化けて活動していた間は魔王は活動してなかったので、魔王死亡説が流れていた。世界は概ね平和だった。魔王がいてもいなくてもモンスターは世界中にいるし。ただまあ、魔王がいるとモンスターが活発になる傾向がある。魔王の方針にもよる
・冒険者に回ってくる依頼はそれこそピンキリで、モンスターの討伐や素材収集、薬草などの採取、都市間の配達、護衛、力仕事、フィールド調査、ダンジョン探索など様々にある。実力評価より引き受けられる依頼に制限があったりする
・強いパーティやギルドは有名になる。名誉や権力と繋がってくることもそれなりにある。高名な冒険者は他の冒険者や子供などの憧れになっていることも多い。それはそれとして、悪名が轟いているタイプのパーティとかもある。噂がすぐ名誉と結びついてしまう
・主人公は何十年単位でパーティで冒険者するつもりはあったけど、この世界の冒険者の大半は多分三十代未満で怪我や死亡で引退している。4,50歳まで現役で冒険者できる人はランク低くてもそれはそれですごい。高ランクの方が高難易度依頼回って来る確率高くなるしな。そもそも冒険者じゃなくても50歳くらいまで生きてるとわりと長生き判定になるレベルの文明度。