471,真実の愛って何です? S
花園の身代わり花嫁のやつ 別にR18である必然性ないしな…
「どうかな、我が花嫁」
「…何故?私がお姫様じゃないことくらい気付いているでしょう」
「ああ。あの国は滅ぼす。僕を騙せると驕ったからな。だが、花嫁が姫君である必要はない。僕を愛してくれる心身ともに丈夫な異種の女であれば良い。君は僕を愛せないとは言わなかった。可能性があるのであれば、一先ず待とう。僕はヒュムよりは気が長いからな」
男はそう言って微笑した。
花嫁:異世界召喚系ヒロイン。なんかよくわからん内に無理矢理知らん男に嫁がされた。
真面目で律儀。根がお人好し。奥手。頭はそれなりに回る。礼儀正しい。恩も恨みも絶対忘れない。頑固。納得できないことは絶対したくない。性根は善良。器用貧乏。根底はネガティブなので用意周到。割と他者を信用しない。適応力は高い。変化より安定を好む。割と保守的。大人しい。諦めが悪い。図太い。リアリスト。
・初恋も多分まだというレベルで恋愛感情にピンとこない。他者から思いを寄せられたことも多分ない。覚えてないだけかもしれないけど
・お姫様の身代わりとして召喚されて呪いで行動を縛られて敵国に送られたことを地味に恨んでいる。まあどんな国か知らんけど…。何で嫁がされたのかも知らんけど…。王国が滅ぶのは別にいいけど、それで元の世界に帰る方法がなくなったりしないよな…?
・花婿に対する悪感情は、あるともないとも言いづらい。でもまあ、知らん相手にいきなり愛せるかって言われてもわからんよ…。絶対無理とは言わないけど、そもそも愛って何。無理だとはっきりするまでは愛せるか頑張ってみよう。それが一番穏当そうだし…。元の世界に帰りたいけど…。
花婿:呪われて人間の形になってる系人外。多分ドラゴン。王様。
真面目。マイペース。奥手。人の心がわからない。知識はそれなりにあるが、実体験に乏しい。プライドが高い。頑固。物事へのこだわりが強い。ルールは絶対守る。魔力が高いので大抵のことは魔法でできる。根は割と純粋。他者を頼ることを基本的にしない。求められれば基本応える。自分が一番強いと思っている。気が長い。人間のことはよくわからない。時間感覚が割とダメ。
・呪いを解くためには、真実の愛が必要。というわけで、適当な王国に姫君を嫁に寄越せと要求した。別にその王国の姫君である必要はなかったけど、適度な距離のところに年頃の姫君がいるって聞いたので。別に侵略の意思とかはなかった。でも舐めた事するなら殺す。
・魔王的な存在としてわりと世界中に有名。敵国は勿論、自国民にも高すぎる魔力により恐れられている。そのため、物怖じせず話しかけてくる相手が珍しく、すぐ好感度が上がる。ぶっちゃけチョロい。まあ侮辱されるとキレるんだけど。侮辱されたら怒るのは当然では。それはそう。
・花嫁として本人ではなく身代わりを寄越されたことで王国はよし滅ぼそ。とはなったが、花嫁本人は愛してくれるかもしれないので可。恐れず自分を見つめてくる、優。僕のことを知らないとはどれだけ世間知らずなのだ…。自分から志願したわけではない?王国マイナスポイント追加な。
・欲を満たせえば人は好感を抱くだろうと思っているところがある。そうとは限らんやで。基本的に人間の心理には疎い。駆け引きとかあんまりできない
・基本的に本来は人間じゃないので恋愛対象は人間じゃない。同族。とはいえ、ガチ恋は未経験だった。ちょっとムラムラするかもレベル。同族の女に解呪の愛を求めなかったのは八割くらい政治的な理由。あと人間は対象じゃない令嬢が多いだろうし…。
・人間の美醜はわからないし、人間となった自分は美しくないと思っている。爪も牙も弱いし羽もないし小さいし…。でも家臣からは割と慕われているので、城とその周囲に住んでいる民や臣下はできる限り人に擬態したりしている。まあ高等魔法だからできてないやつが多いんだけど
・実は解呪の為には彼の方も相手を愛している必要がある。ところで、ドラゴンが一度本気で愛したものを手放すことを良しとすると思うかい。最初からそういう約束をしておけば約束は守るだろうけど。あるいは一度帰した後、改めて攫いに行くかもしれない
・人間が自分の本性を恐れることはなんとなく理解しているので、花嫁にガチになれば解呪に対して葛藤することになる。嫌われたくないって
・実年齢的には花嫁よりめちゃくちゃ年上だが、種族換算だとちょっと年上くらいの年代。つまりまだまだ成長の余地がある。
・思い込みが激しいというか、若干人の話をちゃんと聞いてないところがある。或いは都合の良いところしか聞いてない
・機嫌を損ねると周囲の大気を魔力で荒らすので、感情を揺らさないように心掛けている。それは制御できとるとは言わないやで。
・本来体の大きくて寿命が滅茶苦茶長い生物なので、色々と大雑把なところがある。少なくとも器用でも繊細でもない。自分が雑な扱いをされるのも、そこに見下す意図がなければ許す。ナチュラルに上から目線なので、本人は特に見下してるつもりはないけど傲慢に見られがち