43、ボクと教授の研究日誌 S
『ボクがいっしょにくらすことになった人は、とっても変な人でした。その人はお母さんの妹でボクはきょうじゅと呼んでいます』
「・・・何を書いているんだ?」
「けんきゅーにっし!教授も書いてるやつ!!」
「ふーん・・・」
ボク:両親の事情で叔母である教授に預けられた。しっかり者で素直。年は小学校低学年程度。物事をあまり深く考えない性質だが、一度考え込むとしばらく帰ってこない。人懐こくお人好し。
教授:天才であり、変人。全ての中で一番優先度が高いのは研究。研究のためなら自分の中の生存欲求をも気にしない(早い話が、寝食を忘れる)ため、何度か死に掛けたことがある。特に専門とする分野を持たず、興味さえ持てば何でも研究する。逆に、興味の無いことには全く頓着しない。ウルトラマイペース。IQは高いが、精神年齢はそんなに高くない、というか、コミュニケーション能力とか他人を思いやる心とかが欠如している。社会不適合者。キレイ?可愛い?何それ。どうでもいいよ、そんなの。という感じ。なので身なりにあまり注意を払わない。後相手の外見にもあんまり関心が無い。研究を邪魔されると相手が偉かろうが人だろうがそれ以外だろうが何だろうがキレる。状況によってキレ具合が変わる。名誉欲はないが、人に誉められたい、認められたいという気持ちは強い。
デコポン:ハウスキーパーロボット。教授の身の回りの世話をしている。脚部が壊れて捨てられていたのを、偶々見つけた教授が拾って修理して改造した。元は軍用だったらしく、軍人のような喋り方をする。真面目。犬が苦手。
・教授は特許とかで入るお金で生活している。本人は研究できれば細かいことは気にしない。とりあえず、常に生活と研究に必要な費用はあるようだ。
・教授はボクにもデコポンにもあんまり興味が無いようだ。
・ボクはちゃんと小学校に通っている。転校した。
・ハウスキーパーロボはそう珍しくも無いが、まだ半々くらい。大抵がリース。
・ちょっと未来くらいの世界観。でも地球以外でもいいかな。