427、百合に挟まれているがやめてほしい S
三角関係と見せかけて両片思いと接点 ハーレムではない ガチ百合
なんなんだろうか、俺は前世で何か重い罪でも犯してたんだろうか。例えば、想い合う二人の仲を引き裂いて略奪愛したとか。
「本当に付き合ってないの?いつも一緒にいるくせに」
「お前それブーメランだからな?俺がケイといる時間とお前といる時間、大差ないからな」
ちなみに三人で過ごす割合が一番高い。
トール:主人公。普通の男子高校生。
特筆点はほぼない、適当に善良で、適当にずるくて、運動も勉強もそれなりにできる普通の人間。コミュ力はそれなり。しいて言えば、他者の心の機微に敏感で、ついつい世話を焼いたりしてしまう。
高校に通うため、一人暮らししてた姉と同居中。高校デビューして若干見た目だけチャラい。帰宅部。
親の仕事の都合で小二と中二の時に引っ越しをしたので、幼馴染が二か所にいる。
お人好しで損するタイプ。あんまり自覚はないが、わりと貧乏くじを引きがち。
・幼馴染女子二人の気持ちには気付いている。というか、本人たちだけだろ、これ気付いてないの…と思っている。くっつけてやりたいのはやまやまなのだが、あまりにも近すぎて手が出しづらい。というか、二人とも相手が彼を好きなんだと思っているので、対応を間違えると拗れる通り越して破局しそう。彼自身は、幼馴染として、友人として二人を好いている。
・王道展開なら、二人が自分に惚れてるところでは?と思わなくもない。だから二人が勘違いしてるのもわからないではない。
・二人とも正反対な感じだったから惹かれ合った感じなのかなー。俺もしかしてキューピッドってやつ?…出会わせたのは俺だけど、関係が拗れてるのも俺の所為なんだよなあ…。俺を挟まないで交流してくれないかな…そしたら丸く収まりそうな…気がしないな…。
ケイ:女子高校生。おっとりした文学少女。寮生。写真部に所属している。
主人公とは幼稚園から小二まで幼馴染だった。主人公とは彼が引っ越してからもたびたび文通していた関係。高校も彼が受けると聞いて選んだ。
引っ込み思案。凄く人見知りする。知らない人が来ると主人公の後ろに隠れがち。声が小さい(気にしている)。ロマンチスト。割と思い込みが激しい。思っていることをなかなか口に出せない。一歩間違えるとヤンデレになるタイプ。交友関係が狭い。内弁慶。
・主人公を追いかけてやってきた高校で、彼のお幼馴染だという女の子に一目惚れしてしまった。ちなみに初恋は主人公。
・携帯のアドレス帳には家族以外は二人しか入っていない。ぶっちゃけ他の人間に興味がなく、名前とかもあんまり憶えていない。かろうじて、寮で同室の子と写真部の部長と副部長のことは覚えている。他は全然覚えていない。
・彼のことを好きだったのも間違いじゃないんだけど、運命の相手は彼女だと思っている。でも、彼女が彼のことを好きなら、二人の共通の友人という立ち位置でも良……やっぱやだ。彼女の一番になりたい。彼のことも、好きは好きだけど!!
マユ:女子高校生。女子テニス部。
どっちかというと体育会系で勉強はあまり得意じゃない。実家から通学している。兄と妹がいる。
主人公とは小二から中二まで幼馴染だった。高校で再会したのは偶然だが、この辺行きたいなー、みたいな会話はしてたかもしれない。
活発で社交的。友達付きあいは浅く広い。例外は主人公。感情表現が割と大きい方。わりと手が早いというか、反射的に手が出るタイプ。あんまり隠し事ができなさそうに見えて、ポーカーフェイスできる方。ただし主人公にはバレる。空気は読める方。
・気の合うというか、一緒に居て気が休まる相手だった幼馴染と再会して、隣にいた美少女に一目惚れした。私はヘテロではなくバイだった…?マジで?幼馴染の彼女に惚れるとか、修羅場じゃん…。関係壊したくないな…。
・彼女に出会わなければ、彼に惹かれていって、恋人関係になった可能性も普通にある。二人目の恋した相手。三度目の恋が衝撃的過ぎて、自分でも信じられない。いやでも本当、私彼女のことが好きだわマジで。どうしよう。
・相手が相手なので恋愛相談できる相手がいない。まだ主人公を好きなら他の友達に相談で来たんだが。同中の共通の知人とか。主人公に君の彼女に惚れたんだけど…って言う訳にもいかないし、他の子たちにはもっと無理。