41、 ”選択肢”を与えることで”自由”を奪っていた。 S
ファンタジーだと思われ
ボクたちは与えられることに慣れすぎて、自ら動く、ということを忘れていた。だから、もう一度考えてみよう。選択肢なんか存在しない、未来の事を。
主人公:貴族の一人息子。幼い頃から必要なものは何でも与えられ、何不自由なく育てられた。また、親の言うことは聞くものだ、とよく言い聞かされて育ち、大抵のことを他人(両親や周囲の大人)に決められて育ったため、自分で何かを決めることが苦手。所謂”箱入り”なため、常識はいまいち心もとない。ただ、勉学や書物などから得られる知識は豊富に持っている。主体性が無く、流されるままに生きていたが、外の世界に出、様々な人との出会いの中で自分の考えを持って動く、ということをするようになる。能力的には天才。
盗賊:最近巷を騒がせている盗賊。成り行きで主人公を外の世界に連れ出すことになる。義理人情に厚い律義者。人脈が広い。行動範囲も広い。義賊というわけではないが、金の有り余っているようなところしか狙わない。とにかく回避とか素早さとかに優れている。常識人。博識。人生経験が結構豊富。
少女:下町に住む少女。主人公と同じ位の年。花を育ててそれを売ることで生計を立てている。花畑が町外れにあり、そこに行く途中でモンスター(但し低級)が出ることがあることもあって、見た目よりも腕っ節が強い。生活の知恵的な知識は多いが、学は無い。
魔術師:主人公が幼い頃から度々目の前に現れては意味深なことを言って消えていた。初めて会ったときからずっと同じ姿でいる。何故か主人公が一人でいる時しか現れない。
・主人公の伯父で名付け親。神獣混じりの偉大な魔術師。主人公の前に現れるときは大体精神体。主人公にちゃんと自分の力で生きていけるようになって欲しいと思っている。天然ボケ。
神謡い:天の声を届ける預言者を自称する男。神獣を従えている。
・世界を手中に収めんと狙っている。呪で神獣(魔術師)を縛り、配下においている。
・得意なのは幻術と催眠術。プライドが高く、物事が自分の思い通りにならないと癇癪を起こしたりする。我が強い。妙なところで律儀。唯我独尊。
・禁呪とされる魔術を多数修得している。