380、狂信者の見る夢 S
少女の見る夢の派生ルート
少女は無邪気に笑う。
「何で逃げるの?…あ、わかった、鬼ごっこね。それならそうと、先に言ってくれなくっちゃ。逃げるんなら捕まえなくちゃダメだものね」
少女はぬかるんだ道も気にせず、ひょいひょいと進んでいく。
「私が鬼なのよね?カウントは幾つ?道具は何処まで使っていいの?どうなったらあなたの勝ちにする?」
少女:無垢なる狂気。神出鬼没だが、異界の中に行動範囲が限られている。
無邪気。全ての行動は遊び半分のものであり、楽しければ割と何でもする。寂しがり屋。人懐こいが、人が複数いると人見知りっぽくなる。好奇心旺盛。行動に合理性がなく、一貫性がないようにも見える。律儀。一度口にした事は違えない。刹那的。頭はいいが馬鹿。ポジティブ。素直。天然入ってる。発想がぶっ飛んでる。箱入り娘。世間知らず。
・祭祀者。基本的に、純粋な好意で行動しており、祭神たる水神に生贄を捧げる好意でさえ、水神と生贄の両方に対する好意からの行動である。嫌いな相手は完全に無視と拒絶で対応する。
・狂信者と呼ばれるに不足ない存在であり、常人とは精神構造が違ってしまっている。常識的な行動は望むべくもない。感性もズレているらしく、水神の外見を可愛いと評している。キモ可愛いとかではなく。
・異界の主だが、精神体であるために異界の外に直接手出しすることはできない。しかし、異界内では最強に近い。思い付きさえすればどんな非条理さえも引き起こす事が出来る。ぶっちゃけただのチート。
水神:水に棲む怪物。己の領域たる水中から基本的に出てこない。
ドS。少女の事は気に入っている玩具くらいの扱いだが、危害だけは加えないし加えさせない。人間を拷問するのが趣味。マイペース。邪悪。
異界の中ではデフォルメされていて、存在のなんやかんやがマイルドになっていて、弱体化しているらしい。すごく頑張れば多分人でも倒せる。
・精神体であるため直接異界の外に出てくる事は出来ない。でも異界の外に出れたら面白そうだなーくらいの事は考えている。生贄は趣味の為に要求しているだけであって、別に得られなくても何ら問題はない。
ラティオ:少女にそっくりな白い少女。
少女に存在を認識されていないが、少女の事を心配して思いやっている。水神には絶対に近づかない。
真面目。律儀。騙されやすい。中二病。ネガティブ。人見知り。あまり雄弁ではない。責任感が強い。戦闘力はない。慎重派。心配性。寂しがり屋。嘘はつかないが、本当の事を言うとも限らない。
・異界の中枢であり、少女の理性だったもの。その性質上異界から拒絶される事はないものの、少女にはガチで存在を認識されていない。中枢は無意識の領域だから仕方がない。異界外には出られない。
・異界への権限はあるものの、少女の方が優先されるため、少女と対抗しようとしてもほぼ無条件に負ける。
・ただし、異界から情報を引き出すスキルはかなり高い。異界内にある情報は大体引き出す事が出来る。
・異界は侵食した現実を区切って表出する。この為、異界と現実の間には明確で物理的な境界が生じる。境界を乗り越える事が出来るのは肉体を持つ者だけであり、そうでない者は外に上書きする為の肉体が必要となる。まあ、少女は一応外に出れないこともないけどな。出入り口があれば、だが。とりあえず、普段は閉じていてない。
・水神の生贄となったものは死んだ時点で肉体は基準地点に基準状態で戻される、基準は基本的に異界に入ったか取り込まれたかした時。しかし記憶が失われたりはしないし、異界内に居る限り何度でも生贄にされる可能性がある。当然何度もそれに耐える事の出来る人間などそうそういない。
ラテン語でラティオーは理性
水神は前二つの水神とは別キャラ。ていうか、少女の方の蛟である