370、否定する者 S
究極的には他者否定と自己否定
「世界は己れのいずれかが狂うているとするのなら、正しいのは己れ以外にあり得ない。何故なら、世界とは己れから派生したものだからだ」
「可笑しな事を言う。世界が己から出づるものだと言うなら、どちらが狂っているかなど問うだけ無駄だ。"どちらも狂っている"に決まっている」
「ああ。己れは狂っているが正しい」
水銀:ルナシー。世界を呪う隠者。
青味がかった銀髪。ロング天パー。エメラルド色の瞳。性別不明。女性的だが貧乳。魔術師っぽい感じの服装。神聖文字。呪布。肌を殆ど見せない。重ね着。鎖。垂れ目。目が死んでる。黒いリボン。
ネガティブ。真面目。無気力。KY。耽美系。受け身。気まぐれ。頑固。捻くれ者。自己矛盾。
情動が薄い。無表情。鬱傾向がある。肉弾戦は苦手。独特のセンスを持っている。他人と目を合わせない。忘れっぽい。中々動かない。何でも嫌い。何かと否定したがる。頭は悪くないが理屈が通じない。発言に一貫性がない。癇癪持ち。疑り深い。
・拡散型ルナシー。相手を破壊しその状態で安定させる能力を持つ。ガントレット型で殴りつける事によって能力を発動する。殺さず殺す。壊し方はある程度融通が利くため、"治す"事も出来るが、まずやらない。不可逆の変質。
・全てを嫌っているが、憎んではいない。唯一憎んでいるのは己自身であり世界そのもの。己と世界を同一視している。基本的に他者は嫌っているが興味がない。興味を持ち好意に近い感情を抱く相手もいないではない。
・愛情を表現しない。しいて言えば、全てを受け入れる事が愛情表現。逆にムカつくと割とすぐ手が出る。ムカつくという事自体は滅多にないが。幼馴染の一人はそれでよく殴られるがルナを無効化して無事でいるのでまたムカつく。
・とりあえず相手を否定する所から入るので、友好関係を結べる人は滅多にいない。そもそも本人に他者と友好的に接しようという気もないのだが。よって、積極的に仲良くしようと寄ってくる相手としか友好関係に成れない。
・ちょっとやそっとじゃ驚かないが、冷静沈着というよりは無関心とかスルースキルと呼ばれるもの。逆に驚くと相当テンパって奇行に走るため注意が必要。暴力的な解決を選びがち。実は意外と堪え性がない。
流転:ルナシー。軍人。武人。求道者。
茶髪。黄緑目。軍服。ガチムチ。厳つい顔。鋭い眼光。軍帽。安全靴。
真面目。物静か。考え事が多い。マゾに見えるサド。不安定。天然。
面倒見はいい。滅多に喋らない。躁鬱傾向。表情が変わりづらい。気分の変化が激しい。辛党。酒豪。武力に訴える事を好まない。好戦的。強い者と戦い打ち負かす事が好き。己の肉体が最大の武器。価値に拘る事を良しとしているが、卑怯な事は好まない。他人に頼むより自分で動く。意外と他人の話を聞いていない。女性に対する免疫がない。女子供が苦手。真っ当な倫理観はあるが、あまりルールを重要視していない。自分のテンポでしか動けない。
・拡散型ルナシー。天秤を揺らす能力を持ったルナ。手から腕の半分を覆うグローブの形というか、小手の形をしている。一定以上の速度を持って触れた相手の安定を崩す事が出来る。概念面でも作用する。拮抗も安定として扱う。傾ききった天秤も一つの安定。彼の精神にも作用している。原子の結合を不安定にして物質を破壊する事も出来る。
・ルナに実際的な攻撃力はないが、形状的に武器として使う事は出来る。材質的には革と鉄っぽいもの。追加効果的に武器として実は結構性質が悪い。
・浮いた話がないのでホモ疑惑があるが、本人は紛れもなくノーマル。単純に縁がないのでどう接していいかわからないだけ。しかもそれが表に出辛いので気付かれない。
・ルナは正確には衝撃が能力を媒介しているので、直接触れずとも作用させられる。汎用性は有るようで無いが、ルナとしての完成度自体は結構高い。彼が安定していると認識したものに対して作用する。
・熱しやすく冷めやすい。一つの感情が長続きしない。恩や恨みも引きずらない。淡白なのではなく、不安定。ルナの作用で一つの状態に安定する事がない為。別に忘れてるわけでもないけど、過去はあまり振り返らない主義。
・相手の攻撃を避けるより受ける事を好む。そしてその上で倍返しにしたい。レスラーみたいな戦い方をしたがる。でも別に戦いをパフォーマンスとしているわけでもなく、単純に自分がしたいようにしているだけ。力こそパワー。大概相手の精神から折りに行く。