369、狂人の夢 S
歪んではいるが、自己の肯定と他者の肯定
「脚本家の心を知るものは脚本家のみだ。神ならぬこの身は舞台の上で踊る事しか出来ない」
男は芝居がかった仕草で大いに嘆いてみせる。
「そう、我は神ではない。脚本家にはなれぬ、さりとて道化ともなれぬ端役の俳優だ。そんな我の姑息な手も切り抜けられないで、どうして神を越えられるのだね?」
塩:ルナシー。胡散臭い紳士。
スチームパンク風の小物。モノクロの衣装を好む。タイは赤。白の長髪。赤いヘアタイ。吊目。泣き黒子。金目。懐中時計。
快楽主義者。上品。マイペース。図太い。KY。独善的。自信家。悪趣味。泰然自若。皮肉屋。上から目線。中二病。無邪気。
芝居がかった言動を好んでする。頭は回るがネジが外れている。世界を舞台に擬えた発言が多い。礼儀作法に厳しい。自己愛強め。自分は自分、他人は他人、とはっきり分けている。相手に共感しても同情はしない。料理が下手というかテロい。台所に立たせちゃいけないタイプでお茶も淹れられない。猫舌。博識。
・纏開型ルナシー。ただ自己の不変性を定義するだけのわかりやすい能力のないルナ。しかし、単純に不老不死というわけでなく、どちらかといえば他者の干渉を拒絶する無効化というのが正しい。世界の理さえも拒絶できる。ある意味最強のジョーカー。自分の為にしか動かないが。
・某メタ男の影響を受け、神を脚本家と称しているが、その存在を知覚出来てはおらず、メタい事もできない。ただ神の実在を確信しているだけの狂人。メタ男を師と呼んでウザがられている。邪険にされても全く気に留めないので余計にウザがられる。
・世界の理は意に介さないが、己の定めたルールは常に守るし守らせる。ルール破りが嫌い。激昂すると芝居口調ではなくなり、汚い言葉も多くなる。逆に言うと芝居口調の内はまだ大丈夫。それなりに精神的な余裕がある。
・戦闘に使える異能こそないが、戦闘能力そのものは低くない。意外と努力家。やたらと相手の死角を突きたがる。外道戦法を得意としているが、それを姑息な手段と呼び誇れないものと思っている。絶対的な力量は低い。
・大抵の事はそれもあり、と受け入れるが、己の意思を曲げる事だけは断固として受け入れない。ある種偏執的なまでに己が己である事に拘っている。しかし、その自己戸は一体何なのか。その問いを投げかけられると禅問答になる。
硫黄:ルナシー。人を殺せない殺人鬼。
病的に白い肌。包帯。ナイフ。金髪。銀目。貧弱な体型。ガリガリとまでは言わないが余分な肉がついていない。厚着を好む。癖の少ないロングヘア。
殺人性愛。寂しがり屋。KY。コミュ障。アスペ傾向がある。協調性がない。自己中。ポジティブ。何でも自分の都合が良いように曲解する悪癖がある。行動的。躁傾向がある。子供っぽい。好戦的。馬鹿。ノリで動く。テンションが高い。
片目で相手を見る癖がある。斜視気味。寒がり。性別不明だが多分男。真っ当な倫理観を持っていない。善悪を解さない。共感能力が低い。芸術を解さない。壊滅的な音痴。センスが悪い。
・拡散型ルナシー。死者を生き返らせるナイフ。より正確には、目の前で進行する死を否定するルナであり、既に死に終わっている存在を生き返らせる事は出来ない。突き立てる事で当面死なない状態まで回復させる。不治の病に侵された者さえ回復させるが、基本的には硫黄が自分で殺した/殺したい相手にしか使用しない。自分にも使える。
・相手を殺す事こそが最大の愛情表現と思っており、愛情表現として他を殺す。愛される事を望まず、ただ己が愛する事で満足する。とはいえ、一般的な愛情表現を解さないわけではなく、相手が死んでいなくなれば寂しいという概念はある。
・思考が斜め上に行く事に定評があり、他者が彼を思った通りに動かす事はまず不可能。基本言った通りには動かない。
・ボスを殺そうとしては窘められるが全く反省しない。結構な相手に敵視されている。まあ、自分で殺して自分で生き返らせるマッチポンプ人間だから仕方ない。ちなみに殺された時の事とかを覚えているかは人によって違う。
・別に博愛属性はないので、誰でも彼でも殺しにかかったりはしない。あくまで愛情表現が殺戮行為なだけで殺すのが好きなわけではないからである。但し、かなり惚れっぽく、すぐ好意がカンストするので興味を持てば殺戮秒読み。チョロい。