36、戦国乙女 S
ギャルゲーではない。乙女ゲーでもない・・・たぶん。
「猿、猪、犬、狐、何をしている!!はやくこぬか!」
「ま、待ってください、殿~」
「・・・猪・・・」
「某は犬ではなく犬千代でござりますぞ、殿!!」
「私は狐、ですか。・・・何故でしょうね・・・」
「狐目だからじゃないのか?」
織田信長(上総介):通称・カズサ、殿。尾張の国の殿様。天真爛漫、お転婆、活発、強気、短気、自己中。男として育てられたため、慎みは無い。しっかりお嫁さんも貰っている。むしろ、その内生えてくるとか思ってた。博識だが、妙なところで常識に疎い。頭の回転は速いほう。自分が小柄なのを気にしている。天然たらし。勘は鋭い。
羽柴秀吉:通称・猿。心底殿に(人として)惚れている。そのため、殿が白といえば白、黒といえば黒として判断するので、他にはつっこみなのに、殿には突っ込みを入れない。基本は真面目な常識人。殿以外に猿と呼ばれると滅茶苦茶怒る。結構人たらし。
柴田勝家:通称・猪。猪武者だから猪。熱血。殿の事は手のかかる妹か何かのように思っている。後、絶対に守るべき人。恋愛に関してはとっても奥手。
前田利家(犬千代):通称・犬。殿とは幼馴染。犬と呼ばれるのは幼名が犬千代だったというのもあるが、行動が犬っぽいから。常識人ではないため、殿につっこみをいれても、つっこみどころが間違っている。忠犬。素直、活発、純粋。許婚であるまつとはそれなりに上手くいっている。勘が鋭く、殿やまつに危機が迫るとすぐわかる。
明智光秀:通称・狐。狐目・眼鏡。比較的最近織田軍に入った。殿の妻であるお濃とはいとこ同士であるらしい。策士。本人曰く殿の人柄に惚れて軍門に下ったらしいが、猪と犬に疑われている。殿はそれなりに気に入って狐と呼んでいる。曲者。
徳川家康(竹千代):信長と同盟を結んでいる小大名。狸。野心家。部下に慕われている。マイペース。小柄。誰かに懸想しているという噂がある。
本田忠勝:家康の一番の部下。殿第一。比較的大柄だが、見た目の何倍も素早く、並みの者では動きを捉えることさえできない。真面目。