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359、努力家改造人間と打たれ弱い天才 S



「…おい、またか」

「だ、大丈夫だ。僕は天才だからな。問題ない。うん、大丈夫だ」

明らかな強がりの誤魔化しを口にする相棒に、彼は溜息をついた。

「大丈夫だというなら、さっさと解決方法とオレへの指示を提示してくれ。動くに動けん」

「わ、わかっているとも。だからせかさないでくれ。思考がまとまらなくなる」

「・・・」





改造人間サイボーグ:非ルナシー。アメリカ国籍。国際警察のエージェント。

30代~40代くらい。癖のないブルネットの短髪。碧眼。サングラス。ちょっと厳めしい顔つき。ムスッとした顔をしている事も多い。目つきが悪い。古傷。強化外骨格。マッチョ。浅黒い肌。上背はある方。体格にだけは恵まれている。ギザ歯。

努力家。真面目。几帳面。皮肉屋。根気強い。考えてから動く方。

無自覚ドS。幸運値が低い。考え事をする時や手持無沙汰になった時に指をすり合わせるくせがある。コーヒーはブラック。労苦を厭わず、向上心を失わない。昔はヘビースモーカーだったが、改造後はすっぱりやめている。寡黙だが喋る時は喋る。正義に拘っている。威圧感がある。手先が器用。

・工学的、生物学的な先端技術を幾つも組み合わせて構成された改造人間。本来の、無改造の彼が残っているのは脳の一部のみで、他は指一本、細胞の一片に至るまで何らかの改造を受けている。それにより超人的な能力を発揮できる。

・警察官として事件を追う中で酷く死にかけた事をきっかけに改造手術を受ける事になった。公式的には、元の彼はそこで死んだ事になっており、現在の彼の戸籍はそれから新しく用意されたもの。両親は存命だが家族はいない。

・先端技術の塊とはいえ、使用者の都合を度外視した規格外の一品物ワンオフも多く、全てを使いこなせてはいない。寧ろ、常にアップデートされ続けているために追いつかないという方が正しいのかもしれない。自分が試作品プロトタイプという自覚はある。

・改造前の事は曖昧模糊として定かではないものの、人格が大きく変化したという事はない模様。好みや癖も変わっていない。

・彼で試され調整したうえで実用化された技術も幾らかあるが、ほぼ兵器化されたもの。そうじゃないものもあるが、八割方軍事利用が前提された製品として量産品へと調整されている。何となく把握しているものの、良い印象はない。

・改造を受けた事を後悔してはいないが、己を生かす技術やそれを取り巻く技術に対して思う事はある模様。




天才:ルナシー。改造人間の相棒でありメンテナンス技師も兼ねている。アメリカ国籍。

20代半ば。ふわふわの癖毛っていうか天パのブロンド。ヘーゼルアイ。左手に手首の骨を模したシルバーのブレスレット。牙のイヤリング。ちょっと気取った感じの服装。ハンサム。ひょろい。金属製のカチューシャ。ゴーグル。マント。

打たれ弱い。自信家。かっこつけ。S。隠れ泣き虫。無邪気。ツンデレ。好奇心旺盛。気まぐれ

いいとこのおぼっちゃんオーラ。器用。大抵の事は冷静さが保てていればパパッとこなせる。趣味はフィギュアや彫刻をつくる事。知識が偏っている。箱入り。散らかし癖がある。常識知らず。常に電気工具を持ち歩いている。

・拡散型ルナシー。本体は左手のブレスレット。金属の変形、操作を行うルナ。一度に操れるのは彼が片手で持ちあげられる程度の量だが、かなり精密な操作が可能で、(集中すれば)ミクロン単位、原子単位の操作が可能。

・障害や挫折にぶつかった経験に乏しく、想定外の問題にぶつかると酷く動揺する。復活まで時間がかかったり、泣きだしたりするものの、そこで歩みを止める事だけはしないあたり、ある意味主人公気質なのかもしれない。しかしへたれなのは否めない。

・幼い頃に工学の才能を見出され、英才教育と共にルナを手に入れそれ以来ずっとロボット工学一筋で生きてきた。彼の才能によって研究所は他所とは一世代、二世代違いと言われる程の技術躍進を遂げている。おかげで互換性に乏しい。

・専門は工学だが、バイオや薬学の分野にも一定の知識を持っている。寧ろ科学全般に強い。博識。

・集中すると周りの声が聞こえなくなるレベルで没頭するが、同時に興味を引かれるとフラフラとそっちに行ってしまうタイプでもある。

・才能の保護の名目で殆ど俗世間から切り離された様な状態で育ったため、生身の人間との付き合いや人の心の機微に疎い。その為か、他人と関わる事に対して消極的。赤面症というかコミュ障じみた所がある。





別にこのシリーズじゃなくてもいいじゃんこれ()

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