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353、砂糖菓子の弾丸と太陽 S



砂糖菓子に煮詰めたメープルシロップをかけたような、甘ったるい声が耳に届く。

「だから、言ったのにぃ」

脳の芯まで痺れさせるような甘い声が耳を通して頭の中を侵していく。

「忠告を無視した君がいけないんですよぅ?」

甘い、甘ったるい色が視界を埋め尽くす。

「まあ、今更後悔したって遅いんでぇ、覚悟してくださいねぇ?」




砂糖菓子:ルナシー。アメリカ国籍。

甘ったるい声。間延びした話し方。神出鬼没。甘いものが好き。カクテルも好き。ザル。あまり雄弁ではない。空気は壊すものであり作るもの。甘えたがり。フットワークが軽い。人当たりは悪くない。計算高い行動をとる時もある。乙女趣味。熱しやすく冷めやすい。確信犯的な悪女。

マイペース。律儀。フェアプレー精神。気分屋。サド。行動的。目立ちたがり。

ボイン。リボン。カーリーヘア。銀の弾丸。ふんわりスカート。ピンヒール。ショール。アホ毛。甘めのメイク。甘ロリ風。日傘。どんぐりまなこ。垂れ眼気味。泣き黒子。イヤーカフ。整った人形の様な顔立ち。睫毛。軍服風ワンピースとかも着る。

・纏開型ルナシー。魅了系のルナ。特に外見に奇異を生じる様な点はない。主に声と匂いに依存して効果を発揮するルナ。相手の好意・嫌悪感情を操作できるが、対象の設定がとても面倒くさい。知らないものは出来ない。

・敵味方の区別をあまり気にせず、好き勝手やっている。ルナも使いたい時使いたい相手に使う。

・実家には兄姉がいて末っ子だが、ほぼ縁を切っている。家族大嫌いらしいが、恐らく同族嫌悪の類。

・組織に入ったのは好きな人に誘われた為だが、肝心のその相手は色々あって同じ組織の人間に殺されている。それで殺した人を恨んでるかというと微妙で、まあ、彼が悪いんだろうな、あの人だし、という感じ。

・意外とアメコミのヒーローとかが好きで、コミックスを集めてたりする。しかし、話題にしても食い付きは悪い。でも理想のタイプの男性は某スーパーヒーローみたいな人であるらしい。外見か中身か行動か性格かは不明。

・本当に好きになった相手にはルナを使わないという自分ルールを密かに決めていて、守っている。

・行動の全てが計算済みというほど計算高くはないものの、対男性の誘惑的なアレは大体計算ずく。




太陽:ルナシー。

釘。鈍色の瞳。プラチナブロンド。日焼け肌。癖毛。オッドアイ。左目が重瞳で眼帯で隠している。鎖。鍵ペンダント。ブレスレット。首輪。縫合痕。包帯。テーピング。吊目。下睫毛。細マッチョ。黒いコート。ピアス。左手の指が六本。

温厚。責任感は強い方。マゾ。物静か。自罰的。人見知り。慎重。石橋を叩いて割るタイプ。甘え下手。素直。純粋。諦観している所がある。

オンオフの切り替えがはっきりしている。自縄自縛。愛煙家。寡黙。一人でいる事を好む。空気は読もうと努めている方。人間不信。あまり自分に自信がない。諦めが悪い。根に持つ方。秘密主義。

・拡散型ルナシー。本体は心臓。金色の武具の形をしたルナ。他者に渡す事は出来ない。特筆すべき能力はないが、しいて言えば通常の武具よりも格段に丈夫。威力は彼の精神に依存する。

・長く続く神官の家系であり、奇形として生まれたために神に捧げられる定めにあったが、まあ色々あって実家を半壊させ組織に身を寄せている。適合はしていないが、実家に伝わっていた欠片を持ち出して所持している。

・本当にこれでよかったのか、と色んな事をウジウジ悩んでいる事が多い。後々まで色々引きずる方。

・国籍偽造、偽名疑惑がある。本人は否定も肯定もしない。髪色はルナによって変化したらしいが。

・組織に関わる事になったきっかけは偶然に近いものだが、割と気に入っているらしい。しかし、あまり親しくしている人間は多くない。割と基地内引き籠り系列。建設的な事はあまりしていない。

・死にたい訳じゃないけど、本当に自分が生きていてもいいのかと自問自答する日々。今日も答えは出ない。

・根本的には価値観が一般的な人とはズレている為に、他者からの肯定も否定も上手く消化できない。






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