336、戦うメイドさん S
バイオレンスな方を手元に残したのでM疑惑が出てるが、ボスに暴力的なメイドを寄越してたらそれはそれで問題だろ、っていう
「そこからお退きになってくださりやがりますか、御主人様」
「ははは、ルンバちゃんはいつもながらバイオレンスだなあ」
「私の名前はルンバちゃんではありませんので、訂正を要求いたします」
「いつもバイオレンス、ってのは訂正しなくていいのかい?」
「対御主人様に限れば間違いでもありませんので」
「お前ん所のメイドおかしい」
黒メイド:ルナシー。日系アメリカ人。
ジト目。ぱっつんおかっぱ。小柄。モノクロ。サラサラヘアー。丸ピアス。普乳。わりとむっちり。
お仕着せのメイド服は雇い主の意向でクラシックメイドをゴスロリアレンジしたような、機能性とデザイン性がガチ喧嘩を繰り広げたようなもの。動きやすいようにスカートにスリットが入っている。
掃除好きだが、仕事が雑。元軍人であり、爆薬のエキスパート。火薬フェチ。メイド技能はあまり高くない。若干日本語がおかしい。辛党。
真面目。融通が効かない。律儀。勤勉。方向音痴。女子力(物理)。クラッシャー。
・拡散型ルナシー。多量の銃器へ変化するルナ。彼女の知る武器なら何にでも変化する。弾もルナで作成できる。構造のわからないものは出来ない。世界法則に従って不具合も起こり得る。他者への貸出可能。
・雇い主を嫌っているのか、対応が酷い。しかし上司の上司には割と素直に敬意を表す。他の人には普通に普通。雇い主にだけ何となくバイオレンス。よくモップ(ルナ製)の柄で頬をぐりぐりしている。
・すぐ何かを破壊したり爆破したりしたがる。若干PTSDの傾向もあるらしく、ルナを手にしていないと臆病になり日常生活にも支障をきたす。その為、大抵モップ(ルナ製)を手にしている。ライナスの毛布。
・地雷察知スキルは高いのだが、それがあまり生かされない。しいて言えば、雇い主の地雷だけは踏んだ事がない。他の人間の地雷は割と的確に踏みつけて爆破している。態とかどうかは不明。
・本人は当初メイドではなくSPかBGの類として就職したはずだったが、気が付いたらこんな事になっていた。非常に不本意だし不可解。待遇は悪くないのだが…。後、同僚が変態。
白メイド:ルナシー。
丸眼鏡。ローリングツインテ。プラチナブロンド。垂れ目。泣き黒子。ミニスカメイド。布製花飾り。花柄が好き。ボイン。
おっとり。素直。にこやか。ちょっと天然入ってる。要領がいい。思い切りが良い。
露出狂。ヨーロッパ系の割に趣味が渋い。女子力が高い。器用。スルースキルが高い。甘党。絡み酒。酒癖が悪い自覚がある。若干マゾ。
名門メイド学校を卒業したガチメイド。成績はそこそこ。問題は雇い主やその周囲の人間の影響ではっちゃけた事である。SPを兼任出来る程に防衛戦闘スキルが高い。
・拡散型ルナシー。服として身に纏っている。非ルナシーにも見える仕様にはなっているが、全く欠片もルナを見る事が出来ない様な人間には流石に見えない為、下着で歩き回る破廉恥女に見える。防御力が高い。
・物理的にルナに覆われていない部分も、謎の力場で防御されている為、銃弾を跳ね返す。跳弾ヤバい。銃弾以外からも防御するが、当然ルナが機能しない状態になれば防御できない。
・某メイドとは知人であり、学校では先輩後輩だった事もある。しかしプライベートの付き合いはほぼ皆無。顔見知り程度。
・同僚である黒メイドをメイドとしてスキルアップさせる為に指導しているが、捗々しくない。とりあえず何でもかんでも破壊爆破したがるのはどうかと思う。後、仕事はもっと丁寧にやってほしい。
・雇い主の見た目は好きだが、中身は残念なので、天は二物を与えないのだなあ、と思っている。態々スカウトしてもらって好待遇なのはいいのだが。
・最近は雇い主の上司のメイド兼SPとして派遣される事も多い。仕事に対して特に大きな不満はないものの、上司のシンパから若干ジェラった思念を向けられるのが鬱陶しい。それをニヤニヤしながら見ている雇い主には殺意を感じる。上司は気付かないのでもっと人間関係の機微に気を向けてほしい。




