329、酔った勢いで(冗句として)口説いたら幼妻が出来た件 S
西洋ファンタジー的な味付けで 名前は適当
「…酒の席の戯れだったはずなのに何で本当に結婚する事になってるんだ」
「それはディータ様が口説いた相手が本当になっても問題ない、寧ろ両家にとっても都合の良い相手だったのが原因かと」
「だからって、相手は一回り下だぞ?」
「原因はご自身の迂闊な発言でしょうに」
「うっ…」
ディータ:王に仕える名門貴族ヤナエル本家の若き当主。二十代後半。
近衛騎士の筆頭でもある。実力的には国で三本の指に入るとか何とか。
真面目で滅多に冗談を言わない(言えない)。焦ると失言して墓穴を掘るタイプ。人当たりは良い方。
浮いた話の一つもない所に妙な冗句を口にした為、周りが外堀を埋めて本当にされてしまった。何を言っているかわからないと思うが(ry
すっかりロリコンのレッテルを貼られているが、ロリコンではない。
イツェル:名門貴族マーレス分家の娘。十代半ば。美少女。
マーレス一門は子供が生まれにくく、生まれても病弱で早死する事が多いため、大切に育てられた箱入り娘。世間知らずではあるが、教養はそれなりにある。
何か気が付いたらディータと婚約していたが、どうせいつかは政略結婚する事になっていただろうし、とクールな対応。
性格的には素直で天然ボケなぽやん系だが、それだけにさらっと爆弾を投下する方でもある。病弱故に学校に通った事もなく、世界が狭い。
メリア:名門貴族マーレス本家の娘。十九歳。
本家の唯一の子であるため、次期当主でもある。士官学校を優秀な成績で卒業した女騎士。
唯一の年下の従妹であるイツェルを可愛がっており、今回の騒動が知れてすぐあの娘に相応しい殿方か試させていただきます、とディータに決闘を申し込んだ。
生真面目。杓子定規な面もある。争いを嫌っている。貴族でない者を見下さないだけの柔軟性は持っている。
凛とした美少女から美女になりかけ位。イツェル程ではないが箱入り。
クシオス:名門貴族ファブレル次期当主たる青年。二十代前半。
一応近衛騎士。白皙の美青年であり、ファンも多いのだが浮いた話がない。国で三本の指に入る実力の持ち主で、その実力から次期当主の座に収まった。
メリアたちの兄貴分でもあり、決闘騒動の後、ディータに「イツェルを泣かせたら許さないよ、これがメリアだったら申し込んだ時点で許さないけど(意訳)」などと脅しをかけている。
人によって対応が変わるタイプのツンデレ。興味のない事には淡白。冷静沈着。
ティア:庶民の家の出の女騎士。十九歳。
メリアとは士官学校からの付き合いであり、親友。巨乳美少女。
純粋に腕が立つ事から騎士の中でも一目置かれている。格闘に長けているため、迂闊に手を出せる人間はいない。
明るく人懐っこい性格。頭はそれなりに回る。
騎士になったのは家族を養うためで、妹弟が沢山いる。
フェーン:弱小貴族出の騎士。二十代半ば。
ディータの補佐をしている。騎士としては上司を尊敬しているものの、人間として若干ダメな気がする今日この頃。
騎士としての実力はそれなりに高いものの、目立たない。華がないのを通り越して影が薄い。補佐官としてはかなり優秀な部類。
真面目で冷静沈着。若干ひねくれている。
ウェルド:騎士。ティアの上司。二十代後半。
貴族の後見の元に士官学校を出て騎士になった。実力不明の秘密主義。
飄々として掴みどころがない。立ち回りが上手い。隠れドS。ポーカーフェイス。一筋縄ではいかない類の人間。フットワークが軽い上に神出鬼没。
やたらと情報網が広くて速い。城内の噂は大体掌握している。