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326、勇者のいない世界で S

しかしギャグ枠である




「一つ、言わせてもらってもいいですか?」

「…何だ」

「えーっと…」

彼女は向けられたナイフをパキパキと折りながら考え込む様な素振りを見せる。

「?!」

「今だ、確保だ確保!!」

「…えーっと、何を言おうとしていたのか、忘れてしまいました…」

申し訳なさそうに言う彼女を、男は驚愕の目で見ていた。





魔王:今代魔王。人間界の小学校で用務員をしている。

平和主義者であり、世界征服はたくらんでいない。本人は特に面倒事を起こさないが、巻き込まれ率が地味に高い。寧ろ、職場の平和のため、事態の収束に向けて動く事が多い。

普段は能力封印状態であり、怪力なだけで普通の女性。特に美人でも不細工でもない、普通。ぽやん系。天然ボケ。マイペース。いまいち人の話を聞いていない。子供好き。

自分が魔王である事を特に隠しても広めてもいない。

・封印を解くと誰にも止められない万能最強無双状態になる。とはいえ、封印を解くのも再封印をするのも手間がかかるため、部分解除や限定解除に留める事が多い。

・魔界に部下がいるかどうかは不明だが、少なくとも人間界にはついて来ていない模様。

・曰く、母親は大魔王?で台風の様な人で、父親は手工芸系の職人で静かな人、らしい。実際の所、先代魔王の事は彼女もよく知らない。とりあえず、両親はでき婚で今年で結婚77年らしい。

・魔王を名乗るのは"自分が魔王だから"だが、魔族を取り纏めようという気は全くない。



先生:魔王が用務員をしている学校の教師。

極普通の真面目な先生。巻き込まれ体質。やたら事件に巻き込まれては危険な目に会うが、なんだかんだで無事に生き残る辺り悪運は強いらしい。魔王の言動にも地味に振り回されている感がある。しかしあくまでも互いに知人としか思っておらず、友人枠ですらない。

・魔王の正体には半信半疑。冗談だったらいいな、っていうか、冗談だよね?と思っている。軽い感じで言われたので、どうにも判断がつかない。封印状態しか見ていないから、というのもある。



少年:魔王が用務員をしている学校の児童。

悪ガキ。悪戯をしては魔王に見つかってお尻ペンペンされている。魔王を目の敵にしている節もあるが、全く歯牙にかけられていない。

素直で騙されやすい。全くの馬鹿という事もなさそうだが、頭は悪い。わんぱく。

勇者ごっこで魔王に挑んではあっさり返り討ちにされる。ガッツはあるが活用する方向を間違っている。学習能力が低い。

・魔王の正体をすっかり信じており、倒さないといけないという強迫観念みたいなものも持っている。曰く大人は信用ならない。何度か魔王の真の実力を垣間見ている。



少女:魔王が用務員をしている学校の児童。

学級委員長。魔王を自立した大人の女性として尊敬している。幸運値が高いのか、騒動にはあまり巻き込まれない。寧ろ台風の目。

真面目。理論的な思考を心がけているが、小学生なので穴も多い。基本的に素直だが、慎重派でもあるので、すぐには騙されない。女の子らしく可愛らしいものが好き。頭は良い方だが、運動はあまり得意ではない。

・魔王の正体をさっぱり信じておらず、ただの冗句だと思っている。真の実力どころか、怪力さえ殆ど見た事がない。男の子たちは魔王に失礼だと思っている。まあ、魔王らしい事してないし。






先代が父と、母と、どっちも違うのと、どれが一番セオリーに近いんだろう…

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