321、選んだものと選ばなかったもの S
「お前は満足なのか?こんな場所で…」
「お前は不満なのか?」
「当然だろう。こんな不自由だらけの場所、沢山だ」
「けれど此処は危険がない」
「危険?アイツらに勝る危険なんて、オレたちにあるもんか」
「ボクらはこの場所の外を知らない。…だから、わからない」
Ⅳ:ルナシー。
赤目。手甲。癖の強い短髪。右の二の腕にkvarのマーキング。白髪緑メッシュ。深緑のコート。アシンメトリー。マフラー。ワッペン。右腕に刺青。吊目。ドッグタグ。ピアス。帽子。ファー。しっぽチャーム。チョーカー。リングブレスレット。ネクタイ。
気が強い。素直。単純。直情型。無鉄砲。自信家。我が強い。猪突猛進。せっかち。マイペース。不器用。行動的。
熱しやすく冷めやすい。子供っぽい。世間知らず。こんにゃくが嫌い。思い込みが激しい。意味がない事は嫌い。
・拡散型ルナシー。クラゲの形をしたルナ。触手から相手の生命力を吸収し、貯蔵できる。また同じく触手を通じて分け与える事が出来る。有機物なら何からでも吸収譲渡をする事が出来る。
・ルナは普段帽子の中に隠れている。分裂可能だが、全体の生命力量は変化しない。吸収するほど大きくなり、放出するほど小さくなる。色形は様々に変化する。宙に浮く。
・12歳位の頃に体内に極小の欠片を埋め込まれた。ルナはそれ以前から持っていたが、若干能力が強化された。欠片の共鳴を不快なものと感じている為、若干仲間に冷たい。
・脱走癖があるため、発信器が付けられている。良くも悪くも、やる事が派手というか目立つ。
・自分に素直に生きているというか、若干堪え性がない所がある。我儘というと微妙に違う。
・ルナがクラゲなのは彼が海洋生物を好きだからだが、本物を実際に見たり触れたりした事はない。寧ろ、人間とルナ以外のものはほぼ見た事がない。研究員が持ちこんだもの位。
Ⅴ:ルナシー。
赤目。垂れ目。体の所々に結晶状の物質が出来ている。短髪。左の太腿にkvinのマーキング。ガーターベルト。羽根飾り。王冠型の小さな帽子。ケープ付きのマント。青紫色。かぼちゃパンツ。ベルト。タスキ。牙。包帯。眼鏡。小瓶とクローバーのチャーム。イヤーフック。マニキュア。アイシャドウ。指抜きグローブ。布面積少なめで下着か水着の様な服装だが、結晶によって服が破れるためであるらしい。
大人しい。面倒くさがり。無口。寒がり。表情があまり変わらない。居眠りをよくする。
・纏開型ルナシー。触れたものを結晶化させる。ある程度コントロールは効くが、うっかり発動させてしまう事もあるので操作性は高くない。本人の体の結晶もその所為。成分は其々違う。
・7歳位の頃に極小の欠片を体に埋め込まれている。欠片の共鳴を感じると安心する為、欠片持ちが近くにいる方が安眠できる。埋め込まれた欠片の効果か、埋め込まれた場所が結晶化している。
・本人は大人しいが、仲間が興奮状態の時に悪乗りして煽る悪癖がある。但し、その方向性によっては煽らず鎮静に回る事もある。どちらかというと現状に満足しているタイプ。
・少し激しい運動をするとすぐ貧血を起こして動けなくなる。血圧と体温が低い。冷え性。
・結晶化している部分の痛覚は鈍麻している。動きもある程度阻害される。
・基本的に煽るだけ煽って本人は動かないで観客になっているタイプなので、ある意味性質が悪い。本人悪意はない。一緒になって騒ぐとダウンするというのもあるかもしれない。