30、郵便屋さん×縁結び S
最近町でささやかれている噂。”青ウサギの郵便屋さんに手紙を届けてもらうと、両思いになれる。”少女達は願いを込めて青ウサギさんの担当する「青いポスト」に手紙を託す。
青兎:郵便屋さんをしている青い兎。マイペースでいつも眠そうな目をしている。彼に届けてもらうと両思いになれる、なんて噂もあるが、実のところ”両想いじゃないと届けられない”だけだったりする。別に、恋文専門の郵便屋ってワケじゃないのに、最近恋文ばっかりで何だかなー・・・とか思っている。本業は心で繋がった人、縁が繋がった人同士の気持ちを手紙にして配達することで、住所が書いてなくても縁を辿って届けることが出来る。
結女:縁結びの神様。青兎の上司。筋金入りのロマンチスト。例の噂を流した張本人。本人にはその気も悪気も全く無いが、トラブルメイカー。無邪気。結目神社在住。ミーハーで噂好きなところもある。
黒兎:呪い専門郵便屋。冷酷な仕事人。いつでも冷静沈着。猫かぶりは得意。黒兎の「黒いポスト」に手紙が入っていることは少ないので、大抵ヒマをしている。呪いは必ず往復郵便される。手紙に託された想いで郵便しているので、軽い気持ちには腹痛程度の軽い効果、強い気持ちには事故等の重い効果でこたえる。性悪なので、元の子の所に返す前にワンクッション置く。やっぱなし、は受け付けない。
・ちなみに、届かない手紙は書いた子の所に戻ってくる。
・黒兎と青兎は双子の兄弟。どちらが上かは不明だが、一卵性。でも、表情の違いでだいぶ違うように見える。
・人以外が利用することもある。神様とか妖怪とか。
・現代日本に神様や妖怪が紛れ込んでいる感じの世界。
・青いポストと黒いポストは隣同士に並んで結目神社に置いてある。たまに間違って入れるどじな人もいる。青兎は間違っていることに気付かないし、黒兎はわかってて呪いにする。どっちにしても、困ったことになる。