296、恋するお坊ちゃま S
お坊ちゃまと専属メイド
高校生くらい
思いを寄せる相手は…お嬢様あたりかなあ
「かっ…彼女は、一体どう思っただろう?」
「それは当然、坊ちゃまを不審に思ったのではないかと」
「デスヨネー…」
がっくり、とその場に座り込んだ少年を見て、女は眉を跳ねあげる。
「僕だってわかってるんだ…でも、どうしても彼女を目の前にすると何も言えなくなるんだ」
お坊ちゃま:ルナシー。英国貴族の三男坊。
鳶色の髪に淡い色の瞳。垂れ目。泣き黒子。天パーの短髪。甘めのハンサム。
へたれ。キザ紳士。但し、好きな子の前では何も言えなくなって挙動不審になる。センスは悪くない。ドジっ子。実力はそれなりにあるのだが、緊張しいでテンパって失敗する事がそれなりにある。空気が読めないというか間が悪い。何か色々ズレてる。知識が偏っている。
臆病。慎重派。焦るほど墓穴を掘るタイプ。素直。お人好し。
・拡散型ルナシー。フルーレ、短剣、槍、弓の四つの形態に変化するルナ。普段はハットピンの形になっている。銀の様な素材。杖(なるけど使わない)、銃(練習中)などにもなる。
・努力の方向音痴。努力の方向性がなんか大切な所だけ微妙にずれてて空回りする。石橋を叩いて、叩き壊して途方に暮れてしまうタイプ。そういう空回り方。
・好きな子以外の女の子が相手だと普通にキザ紳士のままなので不思議。殆ど一目惚れみたいなもので、まともにやり取り出来た事がない。良い印象を与えていない事だけは確か。
・若干ストーカー思考っぽい所があるのだが、今一自覚はない。本人はいたって真面目。
・紳士のたしなみとしてある程度武術は嗜んでいるらしい。また、紅茶を淹れるのも上手い。
・悪人ではないのだが、自分の行動が相手にどう見えるのかを今一考慮し切れていない。
・本人にも改善したいという思いはあるのにどうにもできない。恋とは面倒くさいものである。
メイド:ルナシー。英国淑女。
坊ちゃまの専属メイド。幼い頃からずっと仕えている。無表情キャラ。
冷静沈着。単刀直入。優雅。生真面目。規則正しい。若干ボケキャラらしき気配がある。冗談にマジレスを返すタイプ。ユーモアを解さない。空気は一応読めない事もない。
淡々とした口調。出来る女。鉄仮面。仕事人。強い。暗器使い。大抵の事は一人でこなせる。
オールドメイドコス。年齢不詳。ショートヘア。暗色の髪と目。背筋がピンと伸びていて、きびきび動いている。
・拡散型ルナシー。スコープ型のルナ。相手の様々な能力を数値やグラフとして見る事が出来る。数値化できないのは愛くらいだとかなんとか。分析能力に長けたルナ。
・情を斟酌しないタイプ、とみせかけて、おもくそ情で動いている。主至上主義。坊ちゃまの為なら大体何でもやる。一応悪事はどうしても必要でなければやらないけどやる。坊ちゃまLOVE。
・しかし邪心はない。余計な勘繰りをしたら、絶対零度の怒りを向けられる事になる。
・メイドとしてのプライドもあるが、主従関係にそんな甘い感情は発生しないのである。
・というか、何歳離れていると思ってる。初めて会った時坊ちゃまは幼児だったんだぞ。もはや乳母だ。
・等と供述しており…。茶化すと本気で半殺しにされるのでとても危険である。
・メイドとしては殆ど完璧なのだが、人としては若干狂信者めいたと事が見られるので、完璧な人間ということはないようである。悪い人ではないのだが。