287、鬼と蜂 S
「そういえば、あんたは概念的には"どれ"なんだ?」
「…どれ、とは?」
「一口で鬼といっても色々あるだろ?」
「それを貴殿に話す必要があるのか?」
「必要はなくとも気になったから聞いただけだが?」
「・・・」
鬼:ルナシー。
筋骨隆々とした大男。和装を好む。あまり表情を変えない。
無口。冷静沈着。ストイック。アスリートタイプ。空気が読める様で読めない。天然ボケはいってる。基本的には穏やか。割と面倒見が良い。
修行マニア。大力。武道に通じている。自転車に乗れない。水に沈む。落ち着くのは木の上。よく瞑想をしている。警戒心が強い。約束を大事にする。いまいちアドリブが効かない。じっくり考えてから動くタイプ。神出鬼没。
・纏開型ルナシー。様々な物語に出てくる鬼を混ぜ込んだ様なルナ。利点のみでなく弱点もまた知る限り全てを取り込んでいる。が、弱点以外全て無効の所謂スーパーアーマー状態であるため、かなり強い。特定の鬼の特徴を強く表出させるフォルムチェンジもある。
・普段は短いが、角は常に生えている。雷吸収。般若面を好んで身に付けている。人の中で行動するときは女性的な美青年の姿を取る事もある。基本的に長身、片目隠し。
・武器も込みだが、フォルムチェンジすると大きく変化する。普段は金棒。鉈、包丁、爪など。
・悪人ではないのだが、鬼が悪の役割を与えられる事もあるため、悪事に抵抗がない。
・普段はあまり表に出さないが情が強い。本来、気性は激しい。抑えているだけ。
・理屈や損得の計算よりも情を重視する。大抵は情で動いている。組織の中では割と話のわかる方ではあるのだが、協調性があるかというと微妙。
蜂:ルナシー。
女王蜂。警告色みたいな派手な色彩を好む。小物は黄色と黒のストライプ。
冷蔵庫を占領して喧嘩になるレベルのドクペ好き。
爽やか系クズ。勝つ事、生きる事に貪欲。ファイタータイプ。他者を見下した発言や上から目線の発言が多い。勿論わかってて言ってるんだが、時々意識せず言ってる事もある。やたらと頭が回る。面倒くさがり。マイペース。結果至上主義。シビア。趣味が悪い。人の話を聞かない。空気を読まない。
・拡散型ルナシー。蜂の形をしたルナ。攻撃用に使うのは大抵スズメバチかアシナガバチを模したもの。伝書蜂として使うのはクマバチ。情報収集はミツバチ。寄生蜂の類も偶に使う。ルナを使って本物の蜂を操る事も可能。フェロモン系の誘導もする。
・一度に展開できるルナの規模は数千にも及ぶ。しかも常時追加補充可能。
・とにかく少ない労力と損害でできるだけ大きな利益を得る事を目的に動く。勝てばいいとは言わないが、どんなにいい試合をしようが負ければ意味がないと思っているのは確か。
・体に悪そうな感じの飲食物が好きだが、自分で摂取制限を決めている。
・悪いことや卑怯な事も、労力に見合った結果が得られるのならやる。利損次第。
・情を斟酌しないとは言わないが、優先順位としては下位に置いている。計算を巡らせて自分の望む結果を導き出そうとする。他者の感情を甘く見ない。




