280、巫女とシスター S
「シスターは不安にならないの?」
「そうですね…一人でいる時は確かに、不安な気持ちになる事もありますけど…でも、皆さんと一緒だと思えば勇気が出ますよ」
「ふーん…そんなものなの?」
「はい、そんなものです」
「ふーん」
シスター:ルナシー。
盲目。敬虔なシスター。イタリア系。綺麗な髪と目をしているのに、髪は短く切り揃えているし、目はガラス玉の様。
正直。真面目。思いやりにあふれているのだが、善人過ぎて時々的外れな事を言う。天然ボケ。純粋。お人好し。無邪気。素直。勤勉。健気。働き者。
知識がかなり偏っている。実年齢より幼い子供として扱われる事が多い。丁寧語キャラ。気配に敏感。常識はあまり通じない。事あるごとに神に祈りを捧げている。
・拡散型ルナシー。西洋人形の形をしたルナ。五歳児程度の知能を持つと思われる。喋らないが、シスターへの意思伝達は何となくできてしまう。シスターを守りたがる。
・親の顔も声も知らぬ孤児で、肉親との繋がりは持たされていた短剣のみ。盲ているのは生まれつきのものであるため、視覚という感覚そのものが未知の領域。
・殺人鬼に殺されかけた時にルナが発現した。その時の記憶は曖昧だが、神の声を聞いたらしい。その後、組織に保護されるまでに魔女裁判にかけられかけたり、悪魔憑き扱いされたりしていて、保護されてすぐは心を閉ざしていた。
・読み書き以前に、組織に来るまでは殆どまともな教育を受けた事がなかった。
・家族の様に迎え入れてくれた組織のメンバーに深く感謝し懐いている。特に、面倒見のいい大人たちによく可愛がられている。
巫女:ルナシー。
ツンドラ。真面目。神経質。人嫌い。身軽。歩く時に足音がしない。神出鬼没。無口。喋ると何か謎の訛りがキツい。毒舌。獣好き。
色覚に異常があり、色を全く認識できない。白黒の世界で生きている。
無表情キャラ。日本人形のような外見をしている。人の話を聞く時に、黙って相手を睨みつけるようにする癖がある。自覚は薄い。狐面を頭にひっかけている事が多い。和楽器全般を得意としている。
・拡散型ルナシー。普段は蛍のように光る虫の様な姿をしている。舞う事によって小さな集落一つ分程度の範囲の天候を操る事が出来る。
・ルナが発現したのは極幼い頃であるらしく、本人もはっきり覚えていない。それからアルカナチェンジを経て今のルナになった。通常時の形は初期の名残の様だ。
・ルナに攻撃性は殆どないが、サポートとしては結構優秀。
・幼い頃からカルト教団で巫女として育てられてきた。小さな囲いの中で生きてきたため、知識も思想もかなり偏っている。一種の洗脳教育みたいなもの。
・組織に入ったのは成り行きの様なものだが、存外心地よく感じているらしい。
・精神的な所というか、情動的な所が幼いらしく、他人の感情を慮ろうという発想自体がない。目の前の人の感情に引っ張られる事くらいはある。