28、魔王と法王 S
ファンタジー系
闇の魔法王、略して魔王。光の魔法王、略して法王。そのことは意外と知られていない。そして、魔王の一族も法王の一族も元をたどればひとつになることも。
青年:魔王一族の唯一の生き残りである青年。その証である黒目黒髪は普段は色を変えて隠している。髪の色は使用する魔法に応じて変化する。大人しくてまじめで努力家。趣味は読書。少女の腹違いの兄でもあり、つまり、法王の血も流れているが、魔王の血がより濃く出た。甘党。
少女:法王一族の姫。銀髪銀目。使用する魔法に応じて目の色が変化する。活発でお転婆。青年の腹違いの妹で純粋な法王族。辛党。
・黒髪:闇属性を持つものは他の者から迫害を受けがち。属性が闇だからといって、特に何があるいうわけでもないのだが、黒髪に対する迷信が多数ある。
・髪の色、目の色はその人の属性を表している。主属性が髪、副属性が目。かといって、染めれば属性が変わるわけでもない。副属性は二種類あることもある。
・魔法は本人の修行次第で誰でも使えるようになるが、自分の反対属性は使えないことが多い。
・魔法の腕が特に優れていると認められたものには導師の称号がおくられる。
・主な舞台になる場所は法王の一族が治める国”聖王国”。
・魔王一族は法王一族に従がう者たちの内の過激派に滅ぼされた。
・属性と善悪はまったくの無関係だが、闇属性の人たちは悪者にされやすい。
「行くぞ、愚か者に正義の鉄槌をくらわせるのじゃ!!」
「・・・あー、もう、無茶はやめてよ・・・?」
「無茶?妾に無茶などありえぬぞ!」
「・・・」
・国中を旅しながら水戸○門の真似事みたいなことをしている。
・旅の資金がどこから出ているのかは秘密。
・本来は青年の一人旅のはずだったのに勝手に少女が付いてきた。なんだかんだで妹に甘いので、追い返せずにそのままになっている。
・実は影から守護してる人とかもいる。少女は知らないけど青年は知っている。少女もうすうす感づいてはいる。