279、坊主と神父 S
「坊主は肉食しちゃいけないんじゃないのかよ、この生臭坊主」
「わかっとらんな。何を食べて何を飲もうが、神さん仏さん全ての命への感謝を忘れなきゃいいんだよ」
「だから生臭って言われるんだよ」
「それはそいつも"生臭"だからだよ」
破戒僧:ルナシー。
マイペース。豪胆。律儀。若干デリカシーの足りない所がある。
坊主で袈裟着てるので僧だとわかるのだが、日頃の行動はあまりお坊さんらしくない。勿論、ちゃんとお坊さんとしての職務はこなせるのだが、何でも食べるし飲むし、喧嘩もするし、趣味はナンパ。おっぱい大好き。煩悩に溢れている。だが、だからこそ悩める人には真剣に力になろうとしてくれる。よく無精ひげが生えている。
命を大切にしている。物を捨てられない。
・拡散型ルナシー。普段は錫杖の形をしているが、ビームが出せる。ファンネルかビット的な使い方もできる。ビームソードにもできる。その本質は光。実体部分は扱いやすくするための追加構造に過ぎない。錫杖の形にしたのは僧形の彼が持っていて不自然でないように。
・苦行の末に悟りに至り(苦行が不必要なものだとも)、後にルナシーとしても覚醒するに至る。その時に神の声の断片を聞いたとかで、改宗はしていないものの宗教観が変化している。
・根はすごく真面目。救いたがり。一般的な定義に合致するかはともかく、聖人。
・僧侶というよりは修験道系列だからか、がっちりした筋肉の持ち主。ルナとか関係なく、日常的に山を上り下りしてついたマジ筋肉である。
神父:ルナシー。ドイツ人。いつもカソック。
狂信者。神はけして乗り越えられぬ試練は与えないという。信仰が大きな心の拠り所になっている。敬虔な使徒。
生真面目。公明正大。罪を憎んで人を憎まず。無欲。普段は穏やかなのだが、ネジが外れるとかなり精神的に不安定になる。非暴力。自罰的。清貧。憎悪する事を憎悪している。手先が器用。
コーヒー党。日本に訪れるようになってからは抹茶を好んでいる。
・拡散型ルナシー。普段は十字架の形をしている。短剣に変化する。本質的には闇であり、影を通じて他者に影響を及ぼす。実はほとんどコントロールできていない。
・妻と子がいたが、殺人鬼に襲われて死亡。彼自身もその時に死にかけ、ルナが発現する。当時の記憶は曖昧であり、誘われるがままに組織に加わる。また、ルナを歪めるルナの影響を受けているらしく、アルカナチェンジはしていないが、ルナが変質している。
・組織に入って以降、もっぱら子供たちの教師役を務めている。戦いや争いを積極的に起こした事はない。冬になると古傷が痛む。
・グラスコードの付いた眼鏡をかけた引き締まった筋肉の男。昔は髪を短く刈っていたが、事件以降、髪を伸ばし続けている。願掛けというより決意らしい。結構背が高い。
・ルナではないが、聖書も常に持ち歩いており、そちらを武器のように使う事もある。罰あたり?これ自体はただの書物ですよ(にっこり)。そもそも偶像崇拝は禁じられているのだ。
神父の妻子を殺したのは当然例の狂信者ですよ
彼の場合は神に声が届いてしまったのが、一番の不幸