275、痛みと共に知ったものは、 S
元無痛症のサイボーグと医療班長
「ああ…良い表情だ。痛みは生の証だよ」
「…巫戯けるな」
「巫戯けてなどいないよ。ただいつも思っている事を口にしただけさ」
「いつも思っている事、だと?」
「ああ。世界は痛みに満ちている。そしてその痛みこそが生を実感させてくれる」
サイボーグ:ルナシー。
アグレッシブなマゾ。自分にも他人にも痛み(物理)を与えたい。マゾであると同時にサド。戦闘狂。微妙に常識は通じない。独自の理論でもって動いている。マイペース。神出鬼没。
音痴を自覚しているため、人前で歌う事はない。でも音楽は好き。
全身に武器を仕込んでいる。サイボーグとしての特性を未だに把握していない節がある。生に対する執着がある様でないので、平気で自分の命を危険にさらす。
・纏開型ルナシー。痛みを炎に変化させる。また、サイボーグではなく、義肢であるように見せかけている。バレたら隠さないが、一般の人間は適当に誤魔化す。
・サイボーグになるまでは神経に障害があり、無痛症だったが、サイボーグになった時に痛覚を得た。今の様な性格になったのもその時で、それまでは無気力な人間だった。
・痛みに生への実感を求める。自分の苦痛も他者の苦痛も生を感じる。
・死を恐れる気持ちは一応あるのだが、それが言動に現れない。かといって、隠しているという風でもなく、いざそういう状況になった時には目の前の痛みに目を奪われるという感じ。
・サイボーグになった事で身体能力、感知能力等が上がっており、常人の数倍以上。
・生身が残っているのは、脳のみ。そもそもサイボーグになったのは全身に酷い損傷を負った為。自分の意思で動かせるのが目と口位という状態になっていた。
保健医:ルナシー。
真面目。他者を何によっても区別しない。博愛で薄愛。基本的にテンションはあまり高くない。冷静沈着。人の話を聞いていると見せかけて聞いてないけどやっぱり聞いてる。
敵だろうが味方だろうが、目の前に自分の力で助けられる患者がいるのなら助ける。
救護室に人がいない時は大体寝てる。救護室に棲みついている。組織の人間の健康のために働いているのだが、本人が健康なのかどうかよくわからない。一応免許は持っているらしい。
・纏開型ルナシー。触れた部分の細胞を活性或いは鎮静する。死滅させる事も可能。他者の治療にも使える汎用性の高いルナ。そのルナで人を殺す事もできるし、実際そうした事もあるのだが、それを口に出さない。
・区別しないというか、出来ないという方が正しいのかもしれない。普通区別するものを区別できない。同じと認識している。カルテで同一性を確認している。
・何もする事がなければ大体寝ているが、声をかけられれば起きるし、寝惚けない。頭を働かせてないと眠ってしまう。改善できない。
・あんまり感情が動かない。感情自体がないという事はなさそうなのだが、何事にも感情的な意味での反応が薄い。テンションが上がらないし下がらない。
・線が細いし色素も薄いしひょろっとしている。多分女性。国籍不明。眼鏡。
・基本的に必要最低限しか話さないが、ヒートして沢山話すとよくわからない方言まみれになる。




