273、殺人鬼の夜 S
芸術家と殺人衝動持ち
「オレもさぁ、色々とビガクってやつがあるんだよね。やり方とか、相手とか?まあ、対象をえり好みしてちゃ、芸術家として成長できないだろうけど」
「オレ、別に必ずしも相手を殺す必要性は感じてないんだよね。なんて言うの?魚を下ろす時頭を飛ばさなくても三枚下ろしにはできるけど、飛ばした方が処理が楽じゃん?そんな感じ」
「…ふざけるな」
「ふざけてないって。オレは至って本気だよ?」
芸術家:ルナシー。サイコキラー或いはサイコパス。
マイペース。何事にも自分なりの美学を持って取り組んでいるという。趣味が悪い。倫理観が機能していない。人懐こい。軽薄。ナンパ。美的感覚が特殊。
嘘吐きだが、自分の付いた嘘を自分で信じ込んでしまう面倒くさい性格。頭が良いというか、理解力はある。人の気持ちがわからない。自己中。お喋り。
人間大好き。動物はパンダが一番好きだが、他の動物も好き。
・拡散型ルナシー。彫刻道具や画材その他、彼の望む芸術の為の道具になる。何に使っても壊れないし、都合の悪い時は形を変えられるので愛用している。
・純粋に、絵を描いたり、彫刻したり、詩を書いたり、といった創作行為も好んでいる。
・人の体や構成物質を使ったアートを作る為の手段として殺人を嗜んでいる。それは創作行為というよりは破壊行為。そのアートに合わせた詩を何らかの形で残す為、デッドポエマーと呼ばれているが、本人はその呼び名を気にいっていない。自称アーティスト。
・一応、警察とかに捕まったら拙いとは認識しているが、その行為自体には何ら罪悪感を持っていない。芸術無罪的な何か。世間的に認められないのを不思議に思っている節さえある。
・誰かに共感する事が出来ないから、人の痛みもわからない。自分の感覚でしか語れない。
殺人鬼:ルナシー。シリアルキラー。
真面目。陰気。鬱屈した性格。自分の感情や欲求を抑圧しがち。"良い子"。大人しい性格。ぼそぼそした喋り方をする。
二重人格まではいっていないが、それに近い精神状態にはなっている。一歩手前ぐらい。
ひょろっとしているように見えるが、意外と筋肉もついている。若干トロい。
倫理観自体はちゃんとある。殺人はいけない事だと知っている。他者の気持ちを慮る事も出来る。
・纏開型ルナシー。気配操作系のルナ。主に気配遮断で使う。
・殺人衝動を抱えている。何かしらの理由もなく、殺したいから殺したい。理由として何か付け加える際も大抵極下らないもの。下らない事で腹が立ったわけじゃない。本当は、理由なんてどうでもいいんだ。
・抑圧されてる部分が表に出てくると、雄弁な自己中になる。殺人衝動も抑えない。
・悪い事を悪いことだと理解していて、でも、それが行為を実行しない理由にならない。だって、自分はそれがやりたいから。でも、普段通りに戻るとそれを酷く嫌悪する。
・アレもダメ、これもダメ、と言われ過ぎて、何がどうしてダメなのかもよくわからなくなった。衝動に従うのがよくない事はわかるが、それが何故かはわからない。
・その場にあるものは何でも使う。過程は重要ではない。結果が大事なのだ。