259、ギャンブラーと忍者 S
幸運君の父親とその下僕
忍者は息子に恋人だと思われている。大体間違っている
「オレはさぁ、カモちゃんがネギをしょってきても別に面白いとは思えないんだよね」
「殿を楽しませられれば、と思ったのでござるが…」
「そういうの、余計だって何時も言ってるだろ?お前、いつも気の回し方がおかしいんだよ」
「無念…」
ギャンブラー:見た目は気取った感じのチャラ男。
純然たる勝負運だけではない何かがある。手堅く勝っている事が多い。イカサマも嗜んでいるが、暇潰し程度にしか使わない。勝ち負けよりもゲームを楽しむ事が大事だと思っている。賭けごとではないゲームも嗜んでいるが、緊張感があるから、と賭けごとを好んでいる。
目が良い。特異なのはハイ&ロー。常にトランプを持ち歩いているが、時々タロットにすり替えられている。酒煙草の類はあまり好きではない。判断力が鈍るから、らしい。
マイペース。気分屋。シニカル。毒舌というか歯に衣着せぬ物言いというか。
・生まれつきのオッドアイ。色が違うだけの遺伝子異常で、特に何もない。
・拡散型ルナシー。主にイカサマの為に使う。非ルナシー相手ならバレない。
・既婚者というかバツイチで、息子が一人いる。浮気とかはしていないが、家族を大事にしていなかったのは確か。というか、寧ろ浮気していたのは妻の側。
・息子に対してかっこつけたり尊敬されようとしたりする気はなく、友人の様な関係性で良いと思っている。でも一応保護者としての責任は果たしている。
・本質的には多分善人なのだが、色々といい加減な所があるので台無しになっている。
忍者:隠れきれてない怪しい忍者。何故かギャンブラーを殿と仰いでいる。
忍者っていうか、外国人のイメージするニンジャにサムライとナイトを足して割った感じ。無駄に万能で、大抵の事はこなしてみせるのだが、何か色々と残念な所がある。変装が得意。
若干趣味が悪い。生真面目。努力家だが明らかに空回りが多い。ドM。時々謎の論理の飛躍をさせる。超ポジティブ。空気が読めない。うっかり。色々とわかりやすい。ちょっと電波で天然入ってる。
気配隠蔽スキルはそれなりにあるのだが、発揮の仕方が間違っている。やたらと頭が回る。
・纏開型ルナシー。忍者スキルの再現に使っているが、明らかに漫画なのもある。
・ストロベリーブロンドの髪とヘーゼルの瞳、残念な日本語と明らかに日本人ではないが、何故か日本人っぽい名前と日本国籍を持っている。偽名の可能性は否定できない。
・ギャンブラーに助けられた事で主と定めたらしい。当の本人は覚えがない。
・一応男なのだが、ギャンブラーの息子の前では女性に変装して登場する事が多い。残念な変態として認識されている事には気付いていない。
・意外とポーカーフェイスは得意で、隠そうと決めた事は完璧に隠してみせる。
・やたらとギャンブラーに心酔しているような面を見せるが、一応ギャンブラーの駄目な面を駄目な面として認識している。そして自分が支えフォローしないとと思っている。