256、悪人と詐欺師 S
「いつもながら、君はえげつないな」
「そうかな?私はちゃんと情けをかけてあげているつもりなんだけれど」
「そこがえげつないと言っているのさ。希望を持たせておいて粉々に踏み潰すなんて、相当性質が悪いんじゃないかな」
「そうかな」
教授:物腰穏やかな紳士。微笑みを浮かべている事が多い。モノクル。
民俗学を専門としている。学生に人気のある教師だが、よくフィールドワークに出かけて授業が休講になった挙句、レポート提出になったり補習になったりする。論文の締め切りをぶっちして音信不通になる事もあるので、自由人というかいい加減な人というイメージも持たれている。
何気に文武両道を地で行くタイプだが、カナヅチと鈍感という大きな弱点がある。悪戯好き。活発で好奇心旺盛。割と面倒見が良い。
・拡散型ルナシー。不可視の盾と矛を作り出す。光学迷彩ではなく透明オブジェクト。
・規律を絶対視しており、それを破る者はけして許さない。表では割と寛大なのだが、裏世界の人間が規律を犯せば、場合によっては死で償わせる。
・恋人友人他周りの人間が惨殺された事がトラウマになってルナが発現した。その復讐のために組織に入ったのだが、割とあっさり復讐が達成されてしまったので生きる目的を見失ってしまっている。また、そのトラウマからヤンデレ傾向がある。
・恋人の血縁の子を引き取って養子として育てている。その子の前では普通にいいパパ。
・学生や子供の前では絶対見せないが、精神的に不安定な所があり、偶に発作を起こす。
博士:朗らかな紳士。伊達眼鏡。
人当たりが良い。割と真面目というか、律儀なのだが時々フラッといなくなる。お茶目の発揮する場所を間違えている。ツンデレ。かっこつけたがり。おぼっちゃま疑惑がある。
科学者であり、奇妙でハイテクな発明品を幾つも生み出している。趣味は化石の発掘。美的センスがズレている上にお笑いのセンスが寒い。正直センスが悪い。悪筆であり、偶に本人も解読できなくなる。
・纏開型ルナシー。他者に変装する事が出来、体型や声紋も変化させる。
・独占欲が強いのか、自分のものに手を出される事を酷く嫌っている。
・過去に結婚していて娘もいたのだが、通り魔に殺されている。そのトラウマから、暗所恐怖症の気がある。後、赤い服が着られない。
・組織の人間として動く時はけして素顔を見せないように気を使っている他、普段より言動が少し大袈裟というか芝居がかったものになる。
・教授の兄であり、当然年上なのだが、あまりそうは見えない。また、名字が違うのは婿養子に入っていた為。意外とブラコンな面を見せる事がある。
・互いに筆不精な所もあるため、実は結婚してから組織に入るまで全く兄弟で連絡を取っていなかった。
・孤児だった子を二人ほど引き取って育てている。普通にいい父親をしているので懐かれている。ちなみにルナシー。