248、ギスギスな兄妹 S
247のレイシストの兄と妹
「努力が必ず報われるとは限らない。何故ならこの世界は不平等だからだ。人は他者と全く同一ではありえない。わかるだろう?妹」
「ええ、よく存じ上げておりますわ、ちゃらんぽらんなお兄様」
「おい、そこの愚妹、兄上はちゃらんぽらんではない。社会的責任に対して無責任に振る舞っているだけだ」
「それはフォローになっていないぞ、弟」
兄:ルナシー。
マイペース。虚無主義者であり他人に興味がない。自由奔放。刹那主義的でもあり、宵越しの金は持たない的な金払いの良さがある。或いは、貨幣経済を嫌っていて貨幣を信用しておらず、現金を持ちたがらないというべきかもしれない。しかし何故か金回りはいい。
人に対して基本的に平等で概ね親切にしているからか、広く人脈を持っていて、何かあれば快く協力してくれる人間が何人もいる。謎の求心力の持ち主。
若干いい加減な所はあるが、自分の我を通すだけの実力と努力を常に保っている。マメ。
厚焼き卵は作れるのに、目玉焼きが作れない。悪運が強い。
・拡散型ルナシー。操作系の能力を持つ。自らの手足の如くコントロールできるが精神的な依存度も低い。ルナ自体の安定度も低く、アルカナチェンジしそうな気配がある。
・責任を負うのは嫌いだが、一度引き受けたものは放置しない。律儀。
・親が放任というか、半分ネグレクトに近い状態だったからか、倫理観がバグっている。
・某有名大学の法学部に受かっておきながら、途中で飽きて自主退学し、起業した。両親からの評価は悪く、その影響で妹にもダメ人間だと思われている。弟には尊敬されている。
妹:女子高生。
真面目で頑固。型に嵌まったマニュアル人間。"良い子"。大人の評価を気するタイプ。学校での評価を第一に考える。他者の痛みを理解しない。
努力家の秀才。勉強とスポーツはそれなりにできる。趣味的なものは殆どなく、しいて言えば読書(各科目単元の専門書の類)。娯楽を殆ど楽しまない。ほぼ勉強漬けの暮らし。何もしない事が苦手で、常に忙しくしていないと落ち着かない。
ユーモアに欠けるというか、冗談が通じない。慇懃無礼な所がある。大人からの評価は大体"手のかからない良い子"。若干目的意識に欠ける所がある。ストイックというよりはお人形。
・ルナシーの因子持ち。発現の確率は割と高いが、その為には、確固たる自己の確立が必要。現状、本人の強い意思というものがないので発現しない。
・放任で育てた上二人が色々とアレな感じになったので、危機感を持った両親が彼女の事は過干渉気味に育てた結果がこれ。極端すぎる。
・父と同じ医者になるか、母と同じ弁護士になる事の二つの選択肢しか与えられていない。
・無気力症候群みたいな所がある。やる事が与えられないと無気力になる。
・兄に対してはどちらも尊敬に値しない相手と捉えている。兄には馬鹿な妹扱いされている。
・学校の成績はいいんだけど、それだけ。勉強はできるけど~的なアレ。
・何故か猫に嫌われる。それ以外の動物にはそこまででもない。