238、怪物少年と天使少女 S
纏開ルナは本質的に現実や現在への否定が含まれるのでアレ
ボクは怪物だ。人を傷つけてしまうから、人間の中では暮らせない。だからボクは檻の中に「やっほーカイ君、今日もふっかふかだねー!」
「?!」
「…アレもある意味破れ鍋に綴蓋、って奴なのかな…」
「私には天ちゃんの一人勝ちに見えるけど」
怪物少年:纏開型ルナシー。
自分が怪物だと思いこんだ結果、怪物的な姿になっている。某変人曰くバルトアンデルスのようなもの。精神の揺れが発生するとランダムで姿が変化する。どんなに姿が変わっても、銀色に変化した瞳と、頭の何処かに白い角がある事だけは共通している。テンパったりすると、忙しなく姿が変わり続ける事になる。
やたらと予知夢を見るらしいが、本人が口に出さない上に、話してもうまく説明できず抽象的になるので、占い師と間違われる。
コミュ障。対人恐怖症。すぐに黙りこんでしまう。精神的に若干不安定。頭の回転がやたらと速い。気弱。やたらと強迫観念を持っていて、すぐにパニックを起こす。
檻の中にいる方が落ち着くらしく、よくケージの中に閉じこもっている。
体の大きさもある程度変えられるが、質量はほとんど変化しないため、巨大になるとスカスカになるし、場合によっては浮く可能性もある。
思い込みが激しい。悲観的。お人好し。加害妄想な所がある。臆病。
実働経験はほとんどない。
・本来のルナは未来予知系統だったが、怪物に変化する夢を見てそれが真実と思いこんだ結果ルナの変質を引き起こした。でも未来予知も残っている。
・怪物化するまでルナシーの自覚はなかったし、周りの人間も気付いていなかった。
・相棒として常にコンビを組んで仕事をする相手は決まっていないが、やたら少女に懐かれている。
天使少女:纏開型ルナシー。
背に鳥の様な翼を生やす事が出来る。それで空を飛ぶ事も出来るのだが、本人が飛べると思っているから飛べるという感じに近く、実は科学的に見れば飛べる筈がない(でも実はそういうのはルナシーにはよくある事)。
マイペースというか、自己中で押しが強い。人懐こい。明朗快活。楽観的。肝が据わっている。お喋り。おバカな割に計算高い。利己的。天真爛漫。人の話をあまり聞いていない。思い込みが激しい。寂しがり屋。閉所恐怖症。一人になるのが怖い。
もふもふ・ふわふわ・ふかふかが好き。動物大好き。
少年が「ボクは怪物だから~」等と言うのでカイ君と呼んでいる。
特技はアーチェリー。天使の標準装備だと思っているので、ルナで弓矢を取り戻す事が出来る。
色々と勘違いして覚えている事が沢山ある。
自分の為でない嘘を上手くつく事が出来ない。人を使うというか、他人を自分の為に動かす事がやたらと上手い。
実働経験はそれなりにあるが、特定の相棒はまだ決まっていない。
・周囲の人間にお花畑電波系統と思われていて、そのように振る舞っているが、実はその辺はただのポーズであり、その方が面白いかな、位の快楽主義的行動。
・嘘が付けないタイプと思われているが、実際には自分自身にすら嘘をつけるタイプ。
・自分がルナシーという自覚はあるが、そもそもルナシーを正しく認識していない。