215、神ノ言ノ葉 S
と書いてゴッドリーフと読む
神様は中二病
「かたかた歯車、空回り。舞台の上から転がり落ちた」
しゃんしゃんと鈴音を立てて、ミコの姿をした少年が舞う。
神の眷属。神に捧げられた子。神の操り人形。神の意思を人に伝える者。
「舞台の役者は入れ替わる。まわるまわる、世界が回る」
"不思議な風"は少年の纏う衣装だけを揺らす。その光景は何処か現実離れしていた。
少年:稚児。巫女であり神子。神の意思を人に伝える者。
幼い頃に人が神に贄として捧げた子とも言われているが、実際には神が暇潰しに作った人形であるらしい。浮世離れした雰囲気や美貌を持つ。常に微笑を浮かべている様な顔をしている。
一般常識など望むべくもない。
基本的に神と直通で精神が繋がっており(ほぼ受信専用)自分の意思で発言する事は少ない。寧ろ自分の意思というものが存在しているかどうかすら怪しい。
神に命じられなければ生きる事もしないが、逆に命じられれば死も厭わない。とはいえ、神にはそれなりに気に入られているらしく生きろと命じられている。
感覚を神の触覚とする事が出来る。
人間と意思の疎通をしようという気が感じられない。精神的に壊れている。
・より正確には、捧げられた子供は割と早くに狂い死んだので、役目に耐えうるように作り直したというのが正解。見目麗しいのは神様の趣味。人形なので生も死も無く、成長も退化も無い。ずっと同じまま、存在し続ける。
・全く一欠片も人格が存在しないわけではなく、好き嫌いやなんかもある。
・戦闘能力はほぼないが、その不変の性質から、人間には傷つけられない。
神様:創造神。造物神。
我らが神とか神とか呼ばれる事もあるが、何故か神様とは呼ばれない。神様と呼ぶのは直属眷属達のみ。
人格に問題がある。時々電波を受信する。あまり人の話を聞かない。
"創造"の形を取ればどんな事も出来る。物質に限らず、概念的なものでも創造できる。
全知全能というには少し欠けているが、かなり広く色んなものを知れるのも確か。
若干躁鬱傾向がある。気まぐれだが律儀。根に持つタイプ。精神年齢は低め。
人間をそれなりに気に入ってる愛玩動物位に見ている。
時々癇癪を起して世界に破壊をもたらす。
世界を愛す故にその美しさも醜さも愛でる。
・対である破壊神を失って、存在・能力・精神的に不安定になっている。
・受信する電波は様々だが、神の知る相手の未来の幻影が一番多い。が、それは相対する(少年と、の時も含めて)相手とは限らない為、電波率はかなり高い。
・未来は創造神の領域、過去は破壊神の領域。
・創造物による破壊はできるが、直接破壊をもたらす事は出来ない。
・わかりにくい言い回しを多用するのはかっこつけの中二病で間違ってない。
・かまってちゃんな所がある。人形遊びに飽きると地上にちょっかいを出す。でも、制約によって本人が直接地上に降りられないらしく、ミコに代わりに行かせる。
・実は戦闘力そのものはあまり高くない。が、耐久力というか、攻撃が通らないので普通にやれば人間が打ち勝つ事は出来ない。