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213、勇者さまはニヒリスト S

利己的というわけじゃない。他者に何も望まない代わりに己が期待される事も嫌なだけ



「・・・」

「おお、そなたが勇者か。疾く魔王を倒してきてもらおうか」

「…はあ?」

「貴様、王に向かって何だその態度は!不敬だぞ!」

「人の事勝手に引っ張りこんどいて説明も無しに自分の欲求だけ押し付けてくる奴に無礼だのなんだの言われてもねぇ…っつうか、何でオレがお前らの為に働いてやらなきゃならねぇんだよ。何の義理もないのに」




勇者:男装JK。言葉遣いも乱暴だし、行動的だしで粗野と言われる事も多い。

感情表現は少なく、基本的にムスッとした顔をしている事が多い。いつもローテンション。好きなもので多少テンションが上がる事もないではない。

根本的に他者に対して無関心だが、恩にはちゃんと報いるというか、善意には三倍返し、悪意には五倍返し(当社比)。何もされなければ何もしないし、何かされれば何か返す。他者との関わりは基本的に受動的。専守防衛。

他者に腹を立てるという事が滅多にない。誰にも何も期待していないので怒りもわかない。親しい人以外がどうなろうと興味がない。

女神によって魔王を倒す為に異世界から呼び寄せられた。そこに彼女自身の意思は微塵も存在せず、そもそも不良との喧嘩レベルならいざ知らず、戦闘技術の類は持っていない。女神曰く、最も役目に相性のいい人を喚んだらしい。

自律心が強いというか、精神力が高い。ある意味カリスマのあるタイプ。頭はそれなりに回るのだが、常識は備えていない為、生かしきれない。

気まぐれに見えるが、実は不器用過ぎる位に生真面目で口下手で自己完結率が高いだけ。ぶれない。若干柔軟性に欠ける所がある。

女神によって勇者としての役目を果たすのに必要な力を授けられている。攻守回復補助妨害全てに応用が利くが、それも使いこなせてこその話。使いこなせなければただのJK。




騎士:勇者がまだ年若い女性だと一番に気付いた人。しかし、それを実感として認識するまでは結構かかる。

真面目で国に対する忠誠心は厚い。民の為にも魔王の討伐をなさなければならないと考えている。むっつり。割とムキムキ。




神官:神に仕える女性。

最初の内は勇者を粗野な男で、矯正の必要があると考えていたが、勇者の事を知るにつれて必要なのは矯正というより勇者を本気で愛する人なのだと思う様になる。神に全てを捧げている己には出来ないので、他の仲間がそうなってくれればと思う。




王子:魔術剣士ポジション。次男。

若干卑屈な所がある。自分に自信のない優男。器用貧乏。

ある意味勇者と精神的に通じ合う所があったりするものの、仲良くはなれないかもしれないと思う。でも何となく惹かれる。頑張れば親友ポジションまでいけそうな気もする。




魔王:禁呪を開発し己に施した事で人ならざる者に変化した人のなれのはて。

魔物を生み出すもの。その絶望に染まり暗い闇を抱えた魂は世界を蝕む程の力を備えている。

全ての人間を滅ぼす事が望みであるらしい。






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