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194、駄目な探偵と有能な助手 S

天才と秀才のコンビ



「じゃ、犯人見つけたからボクの仕事はおしまい。依頼料は所定の口座に振り込んでおいてくださいね」

「えっ」

「ちょっ、教授?!」

「ボクが依頼されたのは犯人探し。犯行方法も動機も裏付けも、契約には入ってなかったんだにゃ~」

「そりゃあ、普通犯人を見つけようと思えばおのずとそれを調べる事になるからでしょう!」

「とにかく、ボクは仕事を満了したから…気になるんなら彼に追加捜査を頼めばいいんじゃないですかねー」

「教授、あんたまたですか?!」

「アルスローンのプティ・フールがボクを待ってるのにゃー」

「あっ、ちょっ…」





探偵:いわゆる天才で紙一重を突き抜けた存在。

飄々とした態度で相手の調子を崩して回るチェシャ猫の様な男。頭はいいが、それを自分の為以外に使う気が無い。

甘いものが好きで、趣味はケーキ屋巡り。和菓子も好きだが洋菓子の方が良いらしい。ポケットには常に何らかのお菓子(大抵キャンディ系)が入っており、手持無沙汰になったりするとそれを食べ始める。

お菓子といっしょに飲むお茶(緑茶も紅茶もその他のお茶も)にも強いこだわりを持っている。

何かよろしくないものでも見えているのではないかというレベルで事件を高速解決出来る。その気になれば完全解明だってできる筈なのだが、犯人を見つけ犯行を認めさせるとそれ以上は他の人間に丸投げする。基本的に事件に対して興味が薄いらしい。

守銭奴とまでは言わないが、金が関わらないと大体動かない。

・因果を見る力を持ち、果から因を、因から果を導きだす事ができる。事件の解決にもその能力をフル活用しており、事件現場という果から因を見出す事で犯人を特定している。この為、基本的に実行犯と黒幕がいる場合、実行犯だけ捕まえて終わる事が多いが、その気になれば黒幕も見つけられる。

また、この能力を使用する為にはかなりのカロリーを消費するらしく、それが菓子の食べ歩きや持ち歩きに繋がっている。摂取カロリーの割に太らないのもその所為。

・根はお人好しなので真剣に頼まれれば完全解決に手を貸すつもりはあるのだが、ひねくれ者でもある為、相手が誠意を持って頼むか、きっちり逃げ場を奪うかしないと動かない。



助手:所謂秀才で常識的な人間。

探偵に会うまでは己を天才と思っていたが、探偵という本物の天才に出会い、己は天才ではないと思い知り、同時に天才なんて絶対なりたくないと思った。

非常識的な探偵のフォローに回る事が多く、事件の後始末を押し付けられるのは大抵彼。

生真面目で若干頭が固いが、勘が良いのと君子豹変出来るタイプなのでなんとかなっている。但し地味にプライドが高いので度々探偵とぶつかっては事件解決まで一言も口を聞かない冷戦状態になる。

数えられるほどしか挫折してこなかった為、意固地になる傾向がある。

空気を読んだ結果損をするというか、貧乏くじを引く事がよくある。責任感が強い。

・大抵の事は苦にならない程度の努力でどうにかできるので、ある意味天才と言える。

・正直探偵と同列に扱われたくないというのが天才ではない発言に繋がっている。

・探偵の能力には薄々気が付いているが、面と向かって問いかけた事はない。聞いて深く探偵と関わるのが怖いらしい。その割に探偵の生活態度には口を出す事があり、お前はボクの母親か、と言われる。






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