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193、その笑顔を守るために S

マシェリは愛しい人(♀)の仏語

男相手だとモンシェリ




「君の事はボクが守るから。だから、心配はいらないよ」

彼はそう言って泣きそうな顔で笑う。確かに私は助けを望んだ。だけど、私が望んだのはこんな助けじゃなかったのに。彼にこんな事をさせたかったわけじゃないのに。

「愛してる。…愛してるよ、マシェリ」

彼を憎めたら簡単だったのに。




少女:年の割に大人びた所のある少女。両親と兄姉をなくし、叔父に引き取られた。

人当たりはいい方だが、時折強い拒絶反応を見せる相手がいる。

人見知りはしないが、中々人の顔を覚える事が出来ない。頭の回転が速く、知恵が回る為、他の子よりも物わかりがよくなってしまう。寂しがりや。

何やら幾つかトラウマを持っているらしい。

・家族から虐待を受けていた。ネグレクト、身体的・精神的・性的な暴力など。儀礼的あるいは因習的側面があり、末子が受ける事が多い。

・叔父である青年とは以前から交流があり、一族と離れていた青年には怯える必要が無かった事もあり、よく懐いていた。現在では複雑な感情を持っている。

・虐待の後遺症で片目の視力が著しく低く、脳の一部に障害がある。記憶力の悪さもこれが原因。

・トラウマになっている事柄は虐待に関するものと家族の死に関するもの。特に、刃物に対するトラウマは日常生活に支障が出る(料理できない)レベル。本人は克服したいと思っているようだが…。

・眠る度にまた起きる事が出来るかどうかという不安に駆られる為に不眠症に近く、日に数時間も眠れないでいる事も多い。眼鏡をかける事でくまの存在を隠している。



青年:少女の叔父にあたる青年。家族を失った少女を引き取って一緒に暮らしている。

穏やかで若干気弱な所のある考古学者。人見知りで疑り深い。但し、研究対象の事となると人が変わったように積極的になる。

頭はいい方だと思われるのだが、他人の感情にかなり疎い。それなりにいい歳なのだが、結婚どころか浮いた話も無い。神出鬼没。

・一族を離れるまでは少女と同じように家族から虐待を受けていた。その頃は心を閉ざし、人形のようだったらしい。人見知り等はそのころの名残。

・少女の何気ない言動で救われた事があった為、自分も少女を救いたいと思った。その結果、何を間違ったか少女に虐待を加えていた家族を惨殺(世間的には事故死になっている)して一族という檻の中から連れ出した。肉親の情が全くなかったわけではないようだが…。

・ロリコンではなく好きになった子がロリだっただけ(キリッ

・兄に対して強いコンプレックスを持っていて、それが爆発したというのもトリガーかもしれない・

・神出鬼没というか、正確にはほうれんそうをちゃんとしないタイプ。

・兄らを手にかけた事から精神の不安定さに拍車がかかっているらしく、時折衝動的に死にたくなる。幸いにも今の所未遂或いは実行せずに終わっている。

・精神的に脆い事は本人にも自覚があり、強くなりたいと思っているが、簡単には変われない。ガラスの心臓の持ち主。




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