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184、香草の嘴 S


「私の顔に何かついていますかな?」

「え、いや、何と言うか…」

顔に何か付いているというレベルではない。一般人が見れば即通報するだろうし、子供が出会えば泣くだろう、異様な風体をしている。特に異様なのは顔の全面を覆う鳥の様なマスクだ。長いクチバシからはハーブの匂いが漂ってきている。

「…人間ですよね?」

「人外になった覚えはありませんな」

「…そうですか」




ハレ:自称・医者。外に出る時は17~18世紀ごろのペスト医者の様な格好をしている事が多い。

常識的な人格をしているが、一般的な常識を持っていないので結果的には非常識的な人間になっている。

常に何かしら自分の顔を隠す様なものを身につけている。自分の顔を見られてはならないという強迫観念に襲われていた時代があり、その名残らしい。今でも強迫観念まではいかないものの、人に自分の素顔を見られる事を酷く嫌っている。

本職は大学教授。薬学を専攻しているが、医療全般に知識を持つ。開業医をしていた時代もあるらしい。

実年齢は全く以って不詳。本人もいまいち覚えていないらしい。

外見さえ気にしなければ、気の良い老紳士。お人好し。困っている人間がいれば放っておけないお節介さを持っている。患者は何によっても区別しない。

人間の善性を信じている訳ではないが、悪事を行う人はどんな理由があろううと人間として扱わない。軽犯罪とか法律で禁じられてるとかそういうのではなく、彼自身がそれが悪事と思うかどうかで決める。

・カフェポットとはハーブ繋がりで友人の様なライバルの様な関係

・サフラン、ローズマリー、ラベンダー、セージ、オレガノ、エキナセア、アンゼリカなどのハーブを自分で育てており、ブレンドしてガスマスクに詰めている。ブレンドの決め方はその時の気分。ハーブティーにしたり、料理に使ったりする事もある。

・ルナシーであり、拡散型のルナを持つ。ただし、そのコントロールに成功しており、本人の意思で出したり消したりできる。

小鳥の形をしたルナで、7匹まで出す事が出来る。目、耳、口の代わりにする事が出来る。伝書鳩の代わりもする。喋らせない限りにおいて、普通の鳥のように見せて一般人に見える状態にする事も出来る。

"七つの子"と呼んでいる。

・実は100才を越えて生きている。本来は生きている筈のない人間でもあるらしく、世間的、記録上では存在しない人間。

ルナシーとなった原因は空襲で家族を全員一遍に亡くし、半死半生で生き残った事。その為か、体の大部分に渡って醜い火傷の跡が残っている。

その時に世界の理を外れたらしく、虚弱な体にはなったが、現在に至るまで死なずに生き残っている。寧ろ死にかけた事が何度もあるのだが、毎回"奇跡的に"生存している。

記憶に対する劣化というか、ボケは始まっているようで、昔の事がうまく思い出せなくなっているが、知識は薄れてはいないし、すぐに物忘れをしたりとかはない。

外見はルナシーになってから殆ど年をとっていない。

・ルナシーを巡る三つの組織のどれにも所属していない。






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