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178、人工多重人格 W


・人間の人格をコンピューター上でかなり高精度で再現できるようになった世界。その応用で脳に別の人格を追加する事が出来るようになっている

・元々その人間が持っていた人格を主人格メイン或いはコア、それ以外の人格はサブ人格、補助人格サポート、ゴースト、デーモン、ペルソナなどと呼ぶ。それぞれ違う名前であるのが普通。

・人格のスイッチの仕方は名前を呼ばれる事というのがポピュラー。特定の行動をする事、何かを身につける、名前以外のキーワード、外部刺激という場合もある。複数の条件を付ける場合も珍しくない

・人格間の意思疎通は出来る場合が多い。記憶の共有は人格を増やした理由にもよるが、できる或いは常に記憶は一貫している事が多い

・人格の追加の理由は、主人格では理解できない考え方を理解する為、という事が多い。その為、特定の人間の考え方を再現した人格を作る事も多い。ランダム生成や匿名のサンプルデータで作る場合もある。変身願望の表れの場合もある

・使用頻度などが原因で自分の主人格がわからなくなる、ゴーストに主人格が上書きされる、ゴーストが主人格の制御を受け付けなくなる、などの問題もたまにある

・多重人格の応用で、ゴーストを脳内に常駐(場合によっては人形に投影させて腹話術をする事もある)させて脳内会議や一人会議するけれど人格の交代はしないという人もいる

・ゴーストはあくまで仮想人格に過ぎず、他者の人格を再現したゴーストでシミュレーションしたとしても実際必ずしもその通りになるとは限らない

・天然の多重人格者を人工の多重人格者が理解できるかというと、そうでない場合の方が多い。天然の場合人格のスイッチや記憶の連続性がメインにコントロールできるとは限らず、自覚がないケースすらあるからである。また、天然の多重人格は一種の病気か何かのように取られる事が多いが、人工の多重人格は一種のファッション感覚で作られている事もある。プチ整形位の感覚で受けられる為か。

・人格がスイッチした時に表情や顔つきまで変わってくる事もままある。人格毎の性格に差がある時にそれが顕著になる。但し、人格のスイッチで明確に外見が変わるという事はなく、そうした技術は今の所無い。但し、そうした技術が開発中だという噂はある。実現すれば、さらなるファッション化が進むのではないかと言われている。それ自体は賛否両論

・人工多重人格の技術が開発された最初の理由は他者の気持ちを理解できない事を悩んでいた青年が考えたその解決方法の一つとしての思い付き。自閉症などの"他者の立場に立ってものを考える"事の出来ない人のためのサポートとして使われたり、(コンピュータ上で)他の人間と根本的にわかりあえないタイプの危険人物の行動予測の為に使われる事がある

・人工多重人格者で、サブを1つしか作っていない人は少なく、2、3はある事が普通。しかし、容量の問題もあるので、5つ以上ある事は少ない





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