176、ねこまま、いぬぱぱ S
メインクーンの寿命は10~16年位、ニューファンドランドは8~10年位らしい
「ムッティどこー?」
『はいはい、此処にいますよ』
「ムッティいたー」
『はいはい、坊やのムッティは此処にいますよ』
「ファーティ、ムッティいたー」
『ええ、いましたね』
「ふかふかー」
ムッティ:メインクーン♀。毛色は銀縞で目は緑金。
好奇心旺盛だが面倒見がよく、手先が器用。かなり賢いが、人の言葉を全て理解できるわけではない。
犬のように扱われる事を嫌うが、その割に犬の様な芸をする事に抵抗感があまりないらしい。目端が利く方だが、頭に血が上ると直情径行になる。
坊やを我が子のように可愛がっているが、坊や以外の人間にはけして懐こうとしない。坊やより二歳年上。生まれた頃から見守っている事もあって、強い愛着を持っているらしい。
・坊やの子守りを始めたのは坊やが懐いてついて回るようになったからだが、愛着がわき過ぎて自分から子離れできなくなりそうな気もする。
ファーティ:ニューファンドランド♂。毛色は白と黒で目は茶。
穏やかな性質で滅多に吠えたりしない。賢くて面倒見がよく、よく人の言葉を聞くが余り器用ではない。滅多に怒らないが、坊やに危害が加えられるようなら相手に容赦はしない。同族の中でもかなり体が大きい方。
坊やを全てにおいて優先するが、ムッティには逆らえない。坊やより七カ月位年上。殆ど坊やと兄弟の様に育った事もあり、守らなくてはいけない存在だと思っている。若干坊やに甘い。
・坊やの子守りを始めたのは自主的なものだが、自分よりムッティに懐いている気がするのでちょっとジェラシー。初期に喧嘩を売ってコテンパンにされて以来絶対服従。
坊や:人間♂。黒髪に紫の瞳をもつ。
好奇心旺盛で何にでもよく興味を示す。人懐こく純粋無垢。世間知らずで騙されやすそうに見えて中々騙されない。勘が鋭い。感情豊か。癇癪を起こす以外の不満の表現の仕方を知らない。若干泣き虫の気もある。
時々、ムッティやファーティと会話できているような素振りを見せる事がある。
両親は健在の筈だが、顔を合わせる事は少なく、ムッティとファーティを親代わりに育っている。その為、言語の発達が若干遅い節があり、余計に精神年齢を幼く見せている。多分実の両親よりもムッティとファーティの方が好き。寧ろ、下手すると両親の顔を覚えてないレベル。
恐らく頭脳自体はかなり優秀で、周りの大人が思うよりかなり多くの事を理解している。
好き嫌いがかなり多く、偏食家であると同時に知らないものに対する警戒心も高い。味付けの濃いものは苦手。
・ドイツ人の血を引いており、瞳の色は隔世遺伝であるらしい。
・自分を獣だと思っている節があるが、それをはっきり表に出す事はない。
・言語の事がなくとも精神年齢自体は実年齢より幼い。これが育った環境の所為かは不明だが、性格に関しては環境からと思われる。