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172、ゲートキーパー S




生と死の境界。通称・三途の川、冥府の門。

昨今では自殺者が多い、という事で、オレは閻魔様に新たな役割を与えられた。


「…オレはあくまで門番であってカウンセラーじゃないし、此処はお悩み相談室じゃないはずなんだが」

「文句は閻魔様に言ってねー」

「無茶言うな」




門番:多分♂。日本の神話で言うなら、道反神にあたる立ち位置らしい。

お人好しっていうか心配性お節介気質。文句を言いながらも世話を焼いたり、まじめに仕事したりしている。

近頃自殺者が多くなってきたから、と閻魔大王にその対策を命じられた。その結果、門についた所のまだ死亡確定で無い人間の話を聞いて、その問題に力を貸して死なないで済む様にしてやったりする事になった。どうしてこうなった。




渡守:所謂カロン。三途の川を渡る為の小舟の主。

同僚に対しては飄々としているが、話好きで、舟客と下らない話をするのが趣味。客が話に乗ってくれない時は歌う。酷い音痴。下手の横好き。

川を渡ってしまえばもう戻れないので、乗る前にしつこく確認したりする。三途の渡し賃(所謂六文銭)は募金の様なものであるらしい。相手の人間性のようなものを見る為のものでもある。元々、それが役目の一つでもある。




獄卒:鬼。地獄の看守的存在。

目には目を、歯には歯を、やられたらやり返す、が信条だが、攻撃されない限り攻撃しない。

真面目。冷静沈着。感情?何それおいしいの?悲鳴?煩くて鬱陶しいですね、位の性格。人情とかない。

仕事以外で囚人を苦しめるのは美学に反するとかで、就業時間外は基本的にスルー。オフはダラダラしている事が多い。

利己的というとまた微妙に違うのだが、利の無い事はしない。無意味な事が嫌いというわけでもないが、無益な事はしない。




閻魔:閻魔大王。地獄の主。

豪放磊落。感情表現が大きく、よく泣き、よく笑い、よく怒る。無邪気。

涙もろい方だったりするが、泣き落としは聞かない。人情が無いわけではないが、公私の区別がきっちりしている。私の立場では世話焼きになったりするか、って言うとそうでもないので、多分性格的な所もあるだろう。しかし、部下にやらせる分には割とお節介焼きな事をする事もある。人使いは荒い方。

本人が有能で、自分にできるレベルを他者にも要求する為に無茶言うなとか言われるが、本人に無茶を言っている気は全くない。自分でも不可能な事を他者に要求したりはしない為。但し、本人が他者とはレベルが数段違うという事に今一無自覚的。一応、自分が他者よりスペックが高い事は気付いているが、どの程度の実力差があるかはよくわかっていない。

冗談は通じる方ではあるのだが、笑いのツボが常人と異なっている為、真顔で返す事も度々ある。






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