166、導いてくれた人。 S
…これただのヤンデレじゃね?
「先生だけがボクを見つけてくれた。先生だけがボクを認めてくれた。先生だけがボクをわかってくれた。先生だけがボクを守ってくれた。先生だけがボクを気遣ってくれた。先生だけがボクを導いてくれた。先生だけがボクを受け入れてくれた」
「だから、ボクにとって先生が唯一なんです」
「先生だけが大切なヒトなんです」
「だからお願いです、先生」
ボクを、否定しないで。
青年:天才肌。かなり特殊な才能を持つ為、人として欠けている部分が幾つかある。
孤高。人付き合いが上手くできず、一人でいる方が気が楽だと思っている。その為か、まともな友人関係を築けたことが無く、家族とさえあまり言葉を交わさない。唯一、少年期に担当教師をしていた先生にだけは懐いており、強い執着心を持っている。
頭が悪いわけではないが、常識に著しく欠けている上に倫理観が破綻している。
・自覚は無いがさびしがり屋の気があり、己を普通の子供のように扱ってくれた唯一の存在であり、先を示してくれた先生に依存にも近い感情を持っている。
・周囲の人間には、天才として恐れられたり疎まれたり期待されたり、とにかく特別扱いされている。高い能力を持っているのは事実。
・人を気にしないような言動をしてはいるが、他人の評価を気にして生きてきたタイプ。無意識のストッパー(或いはアクセル)として他者の目を気にしてしまっている。
天才として他者より優れていなければならないというプレッシャーを無自覚的に自分に課している。
・先生の言葉である程度ふっきれた部分もあるが、根本的な性質が変わっている訳ではないらしい。三つ子の魂百まで的な。多分死んでも変わらない。
・最終的に魔王化。先生に正当な評価を与えない世界を"正しく"作りなおさなければいけないと思う。その根底には先生に対する自分を褒めてほしいという気持ちと、自分の事をちゃんと見てほしいという欲求がある。
・先生に対して持っている気持ちが依存にも近いものだという自覚は無い。恩師以上の存在として見ている事は認めている。
先生:少年期の子供たちに中級魔術を教えている教師。
基本的に穏やかだが、一本芯が通っている人で、子供が間違った方向に進もうとしていれば説得(物理含む)をしたり、間違いを犯していたら叱ったりするような、"熱血しない熱血教師"。子供好き。
カリスマにも似た、人を引き付ける魅力を持っていて、教え子に慕われている。
・青年の事は元教え子の一人としか思っておらず、彼に大きな影響を与えた言葉も、本人にしてみれば極普通の、何でもない言葉に過ぎない。寧ろ、青年に言われるまで忘れていた。
・究極的には他者に無関心。何と思われても気にしないからこそ、自分の心のままに動く事が出来る。根っこの部分でお人好しというか善人。