154、ボクと陰陽師とその式神 S
ボクと猫と同設定。
でもあれ、ファンタジーじゃないから…
「…っていう設定なんですよね」
「設定だ。かっこいいだろう?」
「えー………まあ、かっこいいんですけど。お二人とも似合いまくってますけど」
「そうだろう、そうだろう」
「現代社会で暮らす上で支障はないんですか」
「TPOは弁えているから大丈夫だ。…それに、ギャップ萌えも演出しな」
「…それでいいんですか?」
「それが主様の望みならば」
陰陽師:という設定で暮らす変人。猫の父。何でもそれなりに優秀にこなせるタイプの天才。
元々お坊ちゃまで、その上天才だったので学生時代は天狗になっていたのだが、現在の妻である女性にグーパンチと共に一喝されて、惚れて、更生する。そして長期戦の上でついに結婚にこぎつける。何だかんだで妻とはラブラブ。
本業は本人曰く小説家(主に官能小説)で、サイドビジネスを思いつくままにたちあげては軌道に乗った所で飽きて妻に放り投げて怒られる。元々は父の会社を継ぐ予定だったが、そっちは息子に放り投げる予定。
根は真面目というか律儀。基本的にマイペースであり快楽主義者。気まぐれで素直。悪戯は好きだが、嘘や腹芸はあまり得意ではない。頭の回転は無駄に速い。カリスマはある方。軽く天然が入っている。
感情の動きはあまり大きくなく、普通の人と少しずれている自覚はあるが、どう違うのかは自分ではよくわからない。
元々若干中二病の気はあったが、ボクと猫によって現在の変人レベルまでこじらせた。
頭はいいが馬鹿、というタイプ。元々体はあまり丈夫ではないが、ちょっとした事で体調を崩すというだけで、運動神経はいいし、体力は人並みにある。背はそこそこ高いが、あまり筋肉がついている様に見えない。
陰陽師設定なので、和服を着ている事が多い。
乗り物に関してだけは、三輪車さえ運転できないレベル。でも何故か馬には乗れる。愛馬の名前はジョゼフィーヌ。葦毛雲雀(♀)で姐御肌。
式神:という設定で暮らす仕事人。本業は執事であり、秘書の様な事もしている。張り子の白狐の面をつけてると式神モード、そうでない時は執事モード。口調から変える。
やれと言われれば何でもこなす事が出来る。若干完璧主義者染みた所がある。
使用人の中で唯一ねこに個人識別されていて、狐さんと呼ばれている。但し、式神設定を解除していると識別されない。偶に猫を学校へ送り届ける役もしている。
服装は大体燕尾服。実は子供好きで、求められれば科学応用の"妖術"を使って見せたりする。とりあえず、火炎放射と煙幕は常備している。
学生時代から陰陽師の執事をしており、年齢不詳と言われたりするが、実年齢は陰陽師の一個上。
主人の欠点(?)を補うためか、策士であり、人当たりがよく人心掌握術に長けている。博識。主人命だが甘やかさない。保護者っぽいと言われる。
式神設定がつくまではバトラーと呼ばれていた。式神設定がついてからは式と呼ばれる事が多い。
各種免許や資格を取得しており、コレクター呼ばわりされている。
動物が好きだが、何故か怖がられる。ジョセフィーヌくらいしか触らせてもらえない。
無表情キャラではないが、あまり表情を変えない。冷静沈着というか、鉄壁の理性。内心では悶えていたりする。
手先が器用で、可愛いものが好きで、ちょっとした小物とかもぱぱっと作れたりする。