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153、悪魔と修道女  S

と書いてまおうとシスターと読む。で、おっさんと幼女。



「おじさん、おじさん、ってば!」

「…。…何だ」

「もう、聞いてなかったの?…助けてもらったお礼がしたいから、修道院までついてきてほしいんだけど」

「…礼などいらん。元より、お前を助けようとした訳ではない。成り行き上、お前が助かる事になっただけだ」

「それでも、私がおじさんのおかげで助かったのは確かだもの。それに、助けてもらったらちゃんとお礼をしなさい、ってシスターも言ってたわ」

「…オレは悪魔だ。人間の"神"とやらからすれば敵の筈だが?」

「でも、おじさんは、私を助けてくれたもの。悪い悪魔じゃないと思うわ」

「…悪魔に良いも悪いもありはしない…」




悪魔:火の悪魔であり魔王。魔神の長男。

生真面目でマイペース。若干天然入ってる。冷静沈着。気難しい。軍人気質。苦労人。

魔神の子、八大魔王の一人であり、まとめ役。魔王同士で序列はないものの、他メンバーがいい加減だったり協調性がなかったりするものばかりなので、自然と長男であり、比較と真面目な方である彼がまとめる事になった。

自覚のあるファザコン(というか、悪魔たち全員魔神大好き)で、父が白と言えば黒も白にする。

悪魔らしく根本的には快楽主義者だが、何だかんだで身内に甘かったりお人好しだったりする。

息抜きとして気まぐれに人間界に出た所、人的災害で困っている修道女を成り行きで助ける事になる。子供が苦手(というか、強面でよく泣かれる)であり、泣かせたりすると父に怒られたり呆れられたりするんじゃないかと思うと今一強く出られない二千何とか才(人間換算だと50代前半ぐらい)。何だかんだで面倒見はいい方。

相談する相手と言えば父だが、人間に懐かれた、と言っても最終的に祝福されるオチが見えているので相談できる相手がいない。着々と外堀が埋められている。




修道女:とある修道院に住む修道女シスター。物語開始時で8歳。

明るく強気でマイペース。いつも前向きに生きている。正義感が強く、困っている人を放っておけない。

度胸が据わっているというか、寧ろ心臓に毛が生えているレベル。自分より体格のいい男が相手でも一歩も引かない。なので、結構高い確率で面倒事に巻き込まれるが、全く気にしない。

口が回る。頭の回転は結構速いが、少々楽観的というか、他人の善性を信じ過ぎている感がある。でも結構したたか。

幼い頃に母を亡くし、修道院に引き取られる。父親の顔は知らないが、周囲の大人も知らなかったらしい。母も殆ど話してくれなかったが、彼女の持つ髪色は父親と同じらしい。目は祖父からの隔世遺伝で、母は青目。霊感的なものが強い方であり、妖に好かれやすい。麻呂眉。紫髪紫目。

ひょんなことから知り合った悪魔と関わり、神の教えに疑問を持ち始める。悪魔が名乗らないので正体をちゃんと知らないでいるが、おじさんと呼び慕っている。父性を求めているのか、それ以外なのかは不明だが、着々と外堀を埋めていっている。

・父は魔王であり、悪魔の異母弟。特に愛とかはなくて、青い目の女と子供を作れば青い目の子が生まれないかな?位のノリ。つまり、半魔ではあるが、悪魔としての力は半分以上眠っている。霊感強い?ってのもその辺の関係。目覚めれば、父が父である以上、すごい力を発揮すると思われる。




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