141、水は大切に、ネッ☆ S
「だーから言ったでしょー?水は大切に、って」
「誰より水を無駄にしてるのはお前だろうが!」
「えー?アタシよくわかんなーい」
「…お前、オレにケンカ売ってんのか…?」
「そんな訳ないじゃん、面倒くさい」
「面倒くさくなきゃ売るのかお前は」
「法外な値段で売るのなら可能性は無きにしも非ず」
「お前な…」
「でもまあ、君もこれで水の大切さがわかったっしょ?」
「誰がわかるか」
ウンディーネ:水の精霊。
少年に事あるごとに水の大切さを説くが、その割に結構無駄遣いをしている。
精霊の中で最も頻繁に人と関わっている。
近くに水がないと存在を維持できない為、乾燥した所が苦手。湿った所や、水場の近くだとすごく生き生きする。普通の場所でもある程度の湿度があれば空気中の水分を集めて水にできる。水のない所に水を作り出すのは苦手。
お茶目とか悪戯とか本人は言うが、時々洒落にならない事もする。取り合えず、常識とか存在しない。
好奇心旺盛で快楽主義者。素直。自分に素直。我慢はあまりしない。気まぐれ。マイペースで自分勝手。自分本位。自己中心的。
精霊なので約束に厳しい。人と同じような倫理観は持っていない。
少年:何の因果かウンディーネに気にいられてしまった少年。
カナヅチ。正直水場は苦手。
基本的に真面目で律儀。現実主義者。常識的。寂しがりやでツンデレ。素直。冗談を冗談とわからない。堅物。割と気は短い方。気遣いのできる人。
魔術の類は苦手。戦士タイプ。器用貧乏で、何でもやってやれない事はない事が多い。
周りに振り回されがちな流されるタイプ。でも、長いものに巻かれるのはあまり好きじゃない。
仲間や友人を侮辱される事を酷く嫌う。
平穏と不変を望む平和主義者だが、周りにトラブルメイカーが溢れている事もあり、よく騒動に巻き込まれる。
自分が人である事に誇りを持っているが、自分の氏族を嫌っている様な素振りを見せる。
シルフ:風の精霊。
気まぐれでマイペース。行動に一貫性がない。他の精霊より若干子供っぽい。自分に素直。
自分勝手な所もあるが、あまり本気で人を困らせるような事はしない。悪戯好き。
世界中の何処だって自分の庭みたいなものだが、地中や水中など空気の流れのない所には出て来ない。
精霊の中では約束にルーズな方だが、破る事はない。遅れる事はある。寧ろ遅刻は日常茶飯事。しない時の方が少ない。
神出鬼没。ふらっと現れて、いつの間にか消えているタイプ。ステルス機能がある訳ではない筈。
簡単に挑発に乗る程度には気が短い。
頭は回る方だけど、常識とかはない。天然かって言うとその辺は不明。まあ、演じている訳ではない。