127、神様と下僕 S
コメディ系?
「うっわ、お前酷い有様だな」
「…だ、れ…?」
「オレ?オレは神様。この世界を作り出した創造主」
「…なに、それ…」
「只の事実だけど?」にやり
「…じゃあ、さ…かみさま…わたしを、たすけてよ」
「何で?」
「なんで、って…」
「神様は慈善家じゃねーのよ。たまたま通りかかった所にお前がいたから何となく話しかけたってだけで、別にお前を助けに来たとかじゃないわけ」
「・・・」
「…つっても、まあ、オレも今別に忙しいって訳じゃないし、条件次第で助けてやらんこともない」
「じょう、けん…?」
「お前さあ、助けたらオレの下僕になってくれる?」
主人公:轢き逃げ事故で死にかけていた所を神様と取引して神の眷属(という名の下僕)になることで命を取り留める。画家の卵。
基本的にお人好しで、頼まれると中々断れない。他人本位な所がある。マイペースでおっちょこちょい。根っからの善人。平和主義者で争いを嫌う。困っている人がいれば手を差し伸べずにはいられない。
・実の所、命を取り留めたっていうよか、死んだのを神様パワーで体作り変えて生き返った的な。ついでに不老不死化している。一生下僕だけど。
神様:この世界を作り出した創造主にして、全知全能の神様。天上天下唯我独尊、俺様何様創造神様。世界を作り出したのは気まぐれかららしいが、それなりに気に入っていて、愛着もあるらしい。
マイペースっていうか自己中。傍若無人。根はお人好しなのか、困っている人には何だかんだで手を差し伸べてしまう。
普通の人間には見せようと思わなければ姿が見えないし、声も聞こえない、触れない。でも霊感強い人とか、死にかけてる人とか、波長が合う人とかには見えたりする。また、直接名を教えた相手以外は姿を覚えていることができない。基本的に名乗らない。
・実の所、主人公が死にかけの所に通りがかったのは偶然ではなく、主人公が描いていた絵が完成するところが見たくて、側をウロウロしてたからだったりする。
天使:神様の右腕。普段はぽやぽやのほほんとしているが、やる時はやる。神様の2番目の創造物。
天然ボケでマイペース。
焼けぼっくいにガソリンをかけて火炎放射機で燃やすタイプ。
仕事に対しては真摯で真面目。根本的に善人であり、世界は良い人に満ち溢れていると信じている。性善説の支持者。神様大好き。
悪魔:神様の左腕。口は悪いし、悪人顔だが、世話焼き気質。神様の最初の創造物。
文句を言いながら色々お節介を焼いてしまう。色々律儀。結構苦労性。お人よし。
寝た子を起こして泣かせて宥めてまた寝かせるタイプ。
・世界で唯一神様を殺す力と役目を持っていて、神様が何か狂ったり、過剰に運命に干渉したりするようになったら使えって言われてる。使う時なんか来なければいいと思っている。