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126、平凡な主人公  S


「僕が、勇者…?」


僕らの世界が物語だとしたら、脇役どころかモブとかガヤとかレベルで、平々凡々で、特徴も特長も特技も何もない僕が?え?どっきり?冗談?嫌がらせ?何その無茶振り。僕に主役(勇者)なんて務まる訳ないじゃん。

「冗談…ですよね?」

「我々は至って本気ですが」

「む、無理ですよ」

「そんな事はありませんよ。あなたは勇者様なのですから」

「ないないないない、僕が勇者とか、ありえない」


僕の特徴は、強いて言えば何もかも普通な事だ。可もなく、不可もなく。よくできて褒められる事も、大きく失敗して怒られる事もなく、そういう平凡な人間だ。


「有り得ないよ…」





主人公:何もかも平均的で平々凡々な少年。少々悲観的で諦めが早いきらいがある。長いものには巻かれろ的流され体質。家族も友人も普通の枠組みを越えない様な人ばかりで、自分は物語で言えば只のモブだと思っている。平和主義者で、争うのは嫌い。でも、クラスメートには何か突き抜けている人が数人いたりする。多少憧れはするが、基本的に関わらない。平和が一番。

・実の所、彼の思う"普通"のレベルは結構高いので、能力的には結構優秀だったりする。"優秀"なクラスメートなんて化け物レベル。気づいてない。

・何だかよくわからない内に勇者になり、流されるままに魔王討伐の旅に出る。



騎士:主人公の旅に同行する事になった騎士。真面目で堅物。少し怒りっぽい。礼儀と約束に煩い。王国3位の騎士であり、実力はかなり高い。最初の内は年若い少年である主人公を心配していたが、大抵の事をそつなくこなして見せる主人公に一目置くようになる。酒癖が悪い自覚があるので、自分からお酒を飲む事はない。



神官:主人公の旅に同行する事になった神官。穏やかでマイペース。泰然自若。何時でも冷静沈着で、滅多な事では慌てない。次期神官長とも目される人物で、主人公のお目付役として旅に同行する。裏表なく、思ったままに感情を表す主人公に好感を持つ。実は上司に勇者が裏切ったら始末しろ的な事を言われているが、それ自分の役目じゃないだろ、と内心思っている。最初の内はともかく、主人公の人となりを大体知ってからは、上司の密命を果たす気は微塵もない。結構猫被り。



魔術師:主人公の旅に同行する事になった魔術師。気まぐれで自己中心的。世界はオレが回している。犯罪すれすれの事だって平気でやってのける。優秀な魔術師だが、だからこそ危険視され、危険な旅に同行する事になった。最初は旅とか面倒くさいな、勇者とか少年乙、と思っていたが、流されながらも勇者として世界に向き合う主人公を見て、自分も少しちゃんと周りの人間と真面目に向き合った方がいいかな、と思い始める。根本的に快楽主義者で、楽しむために命を張ることが出来る。




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