122、逆ロミジュリ S
中世ファンタジー的な世界
「何で、あんたなんかと…」
「それはこっちのセリフだ」
「何でアンタさっさと自分で好きな人見つけて結婚しちゃわなかったのよ」
「そっくりそのままそっちに返すぜ。何でお前自分で恋人作ってくっついちまわねえんだよ」
「余計なお世話よ馬鹿」
「ったく、生まれる前からの許嫁がこんな奴とか…」
「あんたなんか私の方が願い下げよ!!」
「あーあ、全く以ってやんなるぜ…」
ロミオ:女装趣味があるというか、思考すらも乙女な男の娘。同性愛者。そこら辺の女性よりよっぽどレディなのだが、ジュリエットを相手にすると、何かはねっかえりっぽくなる。若干ビッチっぽい。小さい頃から美少女だった。計算高いっていうか、女の子っぽい強かさっていうか、あざといっていうか、そんな感じ。でも自分を女だと思っている訳でもなく、自分は男だと思ってるのに乙女だし男が好き。
ジュリエット:男装の麗人というか、クールな美少年染みた女の子。同性愛者。そこら辺の男よりよっぽど強くてカッコイイのだが、ロミオを相手にするとなんかヤンキーっぽくなる。真面目な堅物だが、歯の浮くようなセリフは呼吸をするように出てくる。趣味は体を鍛える事で、騎士長に次期騎士長の最有力候補と言わしめるほど騎士として優れている。女の子が大好きで、男嫌いだが、普通に友人づきあいする程度までは平気らしい。
・親同士っていうか寧ろ家族ぐるみで仲が良く、母親達が同時期に身ごもって、それじゃあこの2人は許嫁にしちゃおうかーって言って性別のわからない内から許嫁になった。ちなみに、同性は結婚できない。また、生まれた子たちは両方とも一卵性の双子で、上の子同士は仲良しだが、下の子同士(ロミジュリ)は超絶仲が悪くなった。上の子たちは普通にラブラブなので喜んで結婚している。
・下の子2人はどちらもブラコン(シスコン)。それが同時に互いを嫌う原因の一つでもある。大好きな兄(姉)を取った奴と同じ顔をしてるやつ、的な。でもそれだけが原因でもない。
・互いにどっちがどっちなのか見分けられる。第六感的な何か。
・両親たちは4人とも仲がいいと思っている。下2人もケンカするほど仲がいいの類だと思っている。というか、上2人がさり気なく誤魔化している。
・上2人は正しく自分の性別にあった格好とかをしている。でも何か中性的と評される。男前なレディと物腰柔らかなナイト。2人ともぽわぽわしてる。
・実の所、普段の様子的にはお互いに好みどんぴしゃの筈だったりする。
・半分くらい意地の張り合いみたいなもの。相手が好き?ないない、それはありえない、と言いながらも偶に見かける相手の素にきゅんってなって、え、それありえないし、うがー、とかなってるのを上カップルは影からこっそりくすくす見守ってる感じ。基本的に外堀は周りが勝手に埋め立てちゃってる。夫婦になってるし。




