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処刑される悪役令嬢、その正体は俺の幼馴染だった

「――お前を、もう一度救わせてくれ」

かつて“聖女候補”と呼ばれた少女セリーナ。
その名が“悪役令嬢”として国中に晒されたのは、ほんの一瞬の政治の歪みからだった。

彼女を告発したのは、王太子。
彼女を守れなかったのは、幼馴染であり、今や王国の剣と呼ばれる青年レオン。

罪人として鎖に繋がれ、処刑の日を待つセリーナ。
任務としてその死を見届ける立場になったレオン。

再会の瞬間、二人の時間は止まった。
「……どうして、お前が泣くの?」
その一言で、彼はすべてを悟る。
彼女は無実だ。
そして、彼が信じていた“正義”が、最初から仕組まれた嘘だったことも。

死刑執行の鐘が鳴るとき、彼は剣を抜く。
「この剣で、運命を壊す」

罪に塗れた王国を敵に回してでも――彼は彼女を救う。

すれ違い、裏切り、誓い。
滅びゆく王国で交わされた“再会の約束”。
それは、愛でも恋でもない。
けれど確かに、二人を繋ぐ“祈り”だった。

──そして物語は、処刑台から始まる。
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