自己紹介
「とりあえず、腕の治療と昼食べたいないのなら食べてきなさい。、アレックス君のつれていってあげてください。」
キャンベルさんは笑いながら言ってくれた。
「じゃあ、ついてきてパーティーメンバーを紹介するからついてきてね」
「わかりました、ありがとうございます。」
腕が痛いので早く動けなかったがついていくのが遅くなってしまったが昼ご飯を食べている四人に近づくと身長が180越えの、赤髪で腹筋バキバキの女性で顔を見た瞬間、思わず見惚れてしまった。キリッとした切れ長の鋭い目に、どこか猛獣を連想させる目つき。真っ白の肌と言う訳では無く、小麦色の健康的な肌色をしていた。そして何より、胸当てで窮屈そうに抑え込まれた胸。全体的に凄まじいプロポーションだと俺は思う。結論を言うと、女性は褐色系の凄い美人だった。背中には真っ白い大剣を背負った綺麗な短髪の女性が近づいてきた。
「腕、大丈夫か急がなくっていいぞ。アレックス急ぎすぎだ」歩調をあわせて一緒に歩いてくれた。
「ごめん、ごめん紹介と手当てをすぐにと思って。カノンさんも申し訳ありません。」
「アレックスさん、大丈夫です。すぐに行きます。」
(この女性カノンさんっていうんだ。)
ようやく、みんなが集まっているところに到着すると紹介が始まった。
「改めてパーティーリーダーのアレックスだよろしく。で右側から大盾使いのガイアンだ」
「よろしくな」ガッチリとした体に完全武装で大盾とメイスが置かれていた。
「それで、その隣も大盾使いのジャンギスだ」
「ウッス」片手を軽くあげた。ジャンギスさんもガタイがよく体と同じぐらいの盾と短槍を持っていた。
「そっちの杖を持った男は黒魔術師のスライスだ」
(魔法がある世界なんだ!)
「よろしくね」優しそうな感じでローブをきた細身の男性がにこやかに笑ってくれた。
「で、そちらの女性はうちのパーティーメンバーじゃないけど、今回応援できてもらった大剣使いのカノンさんだ。シンジも自己紹介お願いね。」
「秋葉真司です。助けて下さり、ありがとうございませ。」
「シンジはその服装に名字があるから貴族なのかい?それにしてはこんなところに1人でどうしたんだい。」
「すいません、気がついたらここにいて、自分の住んでいたところでは名字が当たり前だったので、貴族というわけではありません」
「そうなんだね。やっぱりそんな感じがしたんだよ。貴族だったら。打ち首だったかも」
笑いながらアレックスさんが言ってくれた。
「なんだ、ガキんちょ。気を使っちまったじゃないか」カノンさんが肩に手をかけてきた。
「痛っ」
腕に手が当たってしまったようで改めて痛みが出てきた。
「悪い悪い、今回、白魔術師がいないからハイポーションでくっつくがすまないがまだ、旅の途中だから我慢でしてくれ」
そういってカノンさんが手当てをしてくれた。
その間に昼ご飯の携帯食料をくれた。...あまり、美味しくなかった。