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ゴーレム、異世界に送り込まれる。 ★

 

 

 

 

 5月病。それは、新入生や新社会人が新しい環境に適応出来ず掛かる精神的な病。

 その5月病に俺、早乙女源一郎さおとめ げんいちろうは軽い物ではあるが掛かっていた。3月に一応国立と呼べる大学を卒業し、4月から地元の企業に就職した現在22歳の新社会人、それが俺だ。

 今現在、己の足は鉛の如く酷く重く、ココ一月程で通い慣れた筈の道筋を進むのを艶が無い革靴を履いた己の足が拒否する。更に、クリーニングに出して引き取り忘れたスーツの代わりに、クローゼットに押し込んでいた些か草臥れた感を醸し出すスーツが更に勤労意欲を削った。


 「はぁ、気が進ま無いなぁ」


 放射冷却で冷えた早朝の冷たい空気も勤労意欲を削ぐ一因に成るが、何とか足を前えと動かし道筋を急ぐ。朝もやる気が出ず2度寝し何時も乗る電車には間に合わず、次の電車に乗らねば遅刻すると言う事態に陥っていた。ゴールデンウィーク明け初日から遅刻する等、新入社員には有るまじき行為だと思う一方、無気力感に苛まれイマイチやる気が出て来ない。


 「思っていた社会人生活とは違うよなぁ。俺、ロボットを作りたいから今の会社に入ったのに……」


 口を開くと止めど無い愚痴が堰を切った様に漏れ出す。入社した今日までに会社でした事のある仕事は、御茶汲みやコピー取りばかり。

 小さい頃からアニメで見たロボットに憧れ、自分で作ろうと大学もロボット工学を扱う大学にも進学した。しかし、大学で行っていたロボット研究はロボットアーム式の産業ロボットがメインであり、自分が作りたいと思っている人型ロボットとは程遠かった。それは、2足歩行ロボットを作るメリットは無いと言う主任教授の意見が通った結果だ。


 「大学でもハゲチャビンのせいで、人型ロボットを研究する事さえ出来なかったし……」


 思い出すだけでも忌々しい、あのハゲチャビン教授。まぁ、大学卒業の前日にお礼参りとして、ハゲチャビン教授の研究室に常備してある育毛剤の中身を脱毛剤に変え報復は果たしたが、結果が分からないのが今一つ不完全燃焼だ。


 「それに、人型ロボットを開発してるって聞いたこの会社を就職したのに……何で!俺が入社した月に開発プロジェクトが中止に成るんだよ!?……はぁ」


 不幸は続くとは良く言うが、何も俺に降り掛かる事は無いだろうに。これはアレか?俺には人型ロボットを作らせ無いと言う、何かの御告か?んな、御告なんかクソくらえだ! 

 はぁ、ますます足取りが重くなるなぁ、鉛からプラチナにでもクラスアップしたか?


 「そう言えば、少し前まで俺もあんな感じだったな」


 部活の朝練だろうか?中高生らしき学生が、元気よく駅に向かって走って行く。夢希望に満ちた青春を謳歌する背中を、酷く羨ましく思う。

 夢と言う翼が砕け、現実と言う鎖に絡め取られた俺とは大違いである。


 「……行くか」


 溜息を漏らしながら足を引き摺る様に駅へと向かう。足は重いが動かせば取り合えず前には進み、何とか予定の電車には間に合いそうだ。

 

 

 

 「……ウザっ」


 駅に着き、無事改札を抜けると、ホームから大きな声で言い争う様な声が聞こえて来た。何事かと声のする方に顔を向けると、高校生らしき学生グループが言い争っている姿が目に入る。男1人の女4人の、変則的な5人グループらしく、周りの迷惑も顧みず大声で言い争っていた。


 「アンタ、いい加減に悠斗から離れな!」

 「そう言う貴方こそ、悠斗君から離れなさい。彼が迷惑している事に気づかないの?」 


 ショートヘアーを金髪に染めた活発そうな女子生徒が男子生徒の腕に抱きついたまま、同じく男子生徒の腕に抱き着いているメガネを掛け長い黒髪をポニーテールにした、澄ました様子の女子生徒に食ってかかっていた。 


 「ふ、二人共。お、落ち着いて」

 「うふふ、ゆー君」

 

 長い前髪で顔を隠しオドオドした巨乳の女子生徒が、健気に言い争う二人を止め様と奮闘し、天然パーマが掛かったショートヘアーの小学生程の背丈の女子生徒は我関せず、男子生徒の後ろからぶら下がる様に抱きつき嬉しそうにフヤケていた。

 

 「……」


 そんな言い争いの中心にいる悠斗ゆうとと呼ばれる優し気な容貌の男子生徒は、何時もの出来事と諦めているのか、目を伏せ黙ったまま女子生徒にされるがままに身を委ねていた。

 そのグループの観察結果を総合すると、〇た〇れリア充!である。

 只でさえ5月病気味で鬱陶しいのに、こんな光景を見せられ俺の気分は更に落ち込む。


 「離れろ!」

 「貴方が離れなさい!」

 

 5人グループの言い争いは更にヒートアップして行く。男子生徒の腕に自分の腕を絡めていた女子生徒2人が、掴み掛らん許りに険悪な雰囲気を醸し出し顔を突き合わせ始める。

 ちっ!ラブコメか!と、成り行きを覚めためで眺めていたが、流石に放って置くには彼女等の行為は迷惑過ぎた。

 早朝で利用者が少ないとは言え、好い加減迷惑すぎる騒ぎだ。注意する駅員は居ないのかと頭を振るうが、この駅が無人駅だったと言う事を思い出し肩を落とす。他の利用者達も迷惑そうに彼女等から距離を取っているが注意をしようとする者は居らず、彼女等のグループに一番近い距離に居る俺に責める様な眼差しでお前が止めろと言って来る。

 正直、何で俺がと言う心境であり、お断りだと言う意思を視線に込めて返す。次に、お前等がやれば言いだろうと言う視線を送ると、他の利用者達は示し合わせたかの如く一斉に顔を俺から逸らした。


 「……何、この無駄に完成度の高い連携」


 視線を送り続けるが、誰1人として此方に顔を向ける者は居らず、数秒の攻防の末遂に俺は根負けした。溜息を吐き肩を落としていると、他の利用者達から一斉に励ましの生暖かい眼差しが送られて来たのが腹立たしい。

  仕方無く、騒いでいる高校生のグループに近づき張りの無い声で話し掛ける。

  

 「ああ、君達?人が少ないとは言え、流石に迷惑だからそれ以上騒ぐのは止め……?」

 「「「「「……?」」」」」


 高校生グループを中心に、足元のホームに薄く光る魔法陣の様な物が出現した。魔法陣は時間経過と共に、徐々に色を濃くしていく。慌てて魔法陣から距離を取ろうとするが、魔法陣に触れている足が地面と貼り付いてるかの如き強固さで、僅かたりとも動かす事が出来ない。

 そして遂に、辺りを照らすまでに色濃く発光しだした魔法陣は、一瞬で光が収束した後に爆発的な光を発した。光で目が眩み視界が白く染まった瞬間、体が浮遊する様な無重力感を感じた後、何処かに引き寄せられる強烈な力が体に加わった。数秒間、体を引っ張られる様な感覚を覚えたが、突然何かに叩き付けられる。痛みは無いが微かに残っていた意識が暗転した。

 

 

 

  源一郎達が消えた後、利用者から話を聞いた警察と駅員達が隈無く駅構内を捜索するも、源一郎と学生グループを発見する事は出来なかった。又、ホームに備え付けられた防犯カメラには源一郎達が消える瞬間が捉えられていたが、魔法陣や閃光等は写っておらず、まるで消しゴムで消したかの様に瞬時に姿が消える様に写っていた。後に流出したこの映像により、現代の神隠しと呼ばれる様になる。最終的に、源一郎達は原因不明の行方不明として処理され、数年後に失踪宣告が下され法的には死亡したとされた。

 

 

 

  

 

 「……ここは?」


 目が覚めると、雲一つ無い青い空が見えた。慌てて上体を起こすと、大小様々な大きさの岩が転がる岩場が目に入った。空気が乾燥しているのか、少しの風で土埃が舞い上がる。

 周囲の様子を確認しようと首を左右に振っていると、自分の体に違和感を覚え体を見下ろす。

 

 「はぁ?……へっ?」


 体を見下ろす俺の目に飛び込んで来た光景に、理解が追い付かず絶句する。何故なら、俺の体が鈍い光沢を放つ金属の塊に変わっていたからだ。


 「……何だ、これ?」


 青を基調とした、黒と緑に塗装されたトリコロールカラーが目に付く。ロボットアームの如き金属製の手、一目で堅牢さを感じさせる頑強な金属製の胴体、力強さと俊敏さを感じさせる金属製の足。

 戸惑いつつも試しに手を動かそうとすると、自身の意思に瞬時に反応した。

 

 「俺の、手、だよな?」

 

 数度試した結果、俺の意思に応じ反応を返す金属製のこの体は間違い無く自身の物であると、信じがたい心持である物の確信に至った。絶叫しそうに成る心を何とか落ち着かせ、体の調子を試す様にユックリとした動作で立ち上がる。立ち上がる途中に耳を澄ませても駆動部からモーター音の様な駆動音はせず、生身の体と変わら無い自然な動作で立ち上がれた。

 太陽光を体の表面で反射し輝く手足に、俺が憧れたアニメに出てくるロボット達の様だと思った。

 そして俺は徐に顔を上に向け、大声で叫んだ。

 


 「何なんだよ、コレはぁ!俺はアニメロボかぁ!誰か分かる様に説明してくれ!」


 俺の絶叫が岩場に木霊し響き渡る。暫し叫び続けた後、俺の膝から力が抜けて崩れその場に居座り込んだ。不意に見えた空の青さが、無性に腹立たしかった。


 「はぁ。やっぱり、こうなった原因は駅のホームに現れた、あの光る魔法陣だよな?」


 原因を俺は一つしか思い付け無かった。突然現れ、俺達の身動きを封じたあの魔法陣。他に疑う要素も無いから、ほぼほぼ確定だろう。

 その上、こう言う状況には些かであるが覚えがある。大学時代暇潰しで流し読みしていた、ネット小説に登場するとあるジャンル。ある日突然、異世界に行く召喚物のファンタジー。テンプレでは、異世界の人々に勇者召喚されるか、超越者に呼び出され異世界へと放り込まれる。物語の上での話だと思っていたのだが……まさか、俺がソレにが遭遇するとは。

 考えれば考えるだけ、虚脱感にも似た疲労が襲い無意識に溜息が漏れる。


 「ん?コレは……」  


 後ろに上体を逸らそうと手を着いたとき、微かに指先が何かに触れた感触がする。そちらに確認の視線を送ると、赤い封蝋が押された白い封筒を見つけた。誰も居ない岩場には不釣合いで、かなり怪しい代物だ。手に取って封筒の中身を読むか、不審物として封筒を無視しするか悩むが、他に情報源に成りそうな物も無いので意を決し封筒に手を伸ばす。見覚えの無い紋章が押された赤い封蝋を外し、封筒を開くと中には3つ折りの便箋が2枚入っていた。


 「何々……?」

 

 

 拝啓、名も知らぬ漂流者殿。


 初めまして、私は通りすがりの次元の狭間の住人です。日課の散歩の最中、瀕死の重傷を負い死に掛けている貴殿を偶然見つけ、放って置けず死なない様に時間凍結による応急処置を施しました。一応言っておきますが、本当に危なかったんですからね?後少しでも応急処置が遅れていれば、確実に死んでましたよ。

さて、応急処置で貴殿が死ぬ心配が無くなった後、何故次元の狭間で死にかけていたのか疑問に思い、原因を調べた所次元跳躍の残照を見つけました。どうやら貴殿は誰かが故意に実行した、他次元から物体を引き寄せる次元跳躍現象に巻き込まれた様です。詳しくこの残照を調査した所、この跳躍現象には引き寄せる物体を人間と定員数が指定されており、貴殿は次元跳躍時に員数外の異物として保護されておらず次元障壁を突破できず、次元の狭間を瀕死の状態で漂流するに到たったと判明しました。

 

 

 何と言うか反応に困る内容が書かれている。と、言うか……。


 「員数外……巻き込まれ召喚かよ。あの学生グループが本命で、俺は只の不要なオマケってか」


感情に身を任せ、怒りのままに手にしている手紙を引きちぎろうとしたが、何とか理性で抑え手紙の続きを読む。破るのなら、最後まで読んでからだな、うん。



 さて、貴殿が死に掛けた原因が判明した私は、貴殿のその後の処置に迷いました。次元跳躍の残照を調査した結果、引き寄せた次元の座標は判明した物の、引き寄せられた次元の座標特定には跳躍時から時間が経過し過ぎて残照の大部分が消失しており、座標の特定には失敗していたからです。これでは貴殿を治療した後、元の次元に返す事が不可能な事でした。

 そこで、私は貴殿を引き寄せようとした次元に貴殿を送る事を考えました。ですが、その次元を調べた所それなりに危険が有る次元である事が分かり、治療の過程で判明した貴殿の身体能力では生存が困難であろうと言う結論に達しました。



 「……おい」


異世界に飛ばされて居るんだろうとは何と無く感じていたが、手紙の内容を信じるのならば異世界に飛ばされた事が確定する。まぁ、空にあんなに蒼く輝く大きな月が浮かんでいる時点で、地球ではないだろうとは思っていたさ。

 しかし、生存が危惧される程の危険が有ると言うのは如何言う事だ?

 

 

この手紙を読んでいるであろう貴殿は、現在自分の体が元の体と劇的に様変わりしている事に驚いている事でしょう。その体は、私が手を加えた結果の代物です。貴殿の意思を確認せず勝手に体を弄った事に関しては、素直に謝罪しましょう。ですが、その処置をしなければ貴殿はその次元で容易く死に至る筈です。助けた貴殿が容易く死に至る事は、流石に耐え難い事です。

幸い、貴殿の所持物の中に参考に成る文献があったので、それを元に貴殿の体を構築しました。


 

 「ん?参考文献?……あっ!……もしかして」


 ここに来る前に通勤カバンの中に忍ばせていた物を思い出し、俺は自分の意識が一瞬遠のくのを感じた。痛む額に手を当てた後、嫌な予感がする手紙の続きを読む。

 

 

 参考文献には、人間種族とは違う人型種族のイラストが多数掲載されており、比較的簡単に貴殿の体を構築する事が出来ました。出来上がった新しい体は人間種族では無く成りましたが、貴殿の感性には合っている出来栄えであると自負しています。新しい体の詳しいスペックは、別紙に記載していますので御覧下さい。


 

「あっ、うん、そうなるよな」


俺が所持していたと言う参考文献、それは空想ロボット大全集Vol.4と言う名の分厚いアニメロボの設定資料集だ。リアルロボットからスーパーロボットに至るまで、数百に及ぶ機体が網羅されているロボットアニメマニア御用達しの一品。定価3500円+税と少々高額ではあるが、内容自体は満足いく逸品である。

 自分の全体像は未だ把握しきれてい無いが、見える範囲での新しい体は自分の感性に合っていると言えた。

   

 

さて、長々と成りましたが、この辺りで筆を置こうと思います。どうかお体を大切に、貴殿の多幸をお祈りしています。


敬具  

狭間の住人  

PS.新しい体の調子を確かめて貰う為、人里から離れた所に送りますね。頑張って下さい。

 

 

 「……何か、疲れた」


 手紙を読み終えると凄い疲労感が襲ってきた。俺は手紙を持ったまま、手足を広げ大の字で仰向けに寝転ぶ。頑張れって何に?

 次元の狭間の住人からの手紙によって、自身の体が変化した事情と見慣れぬ岩場に居る事情が判明する。が、しかし、同時に俺には如何し様も無い言う事が良く分かった。   


「まぁ、死ぬよりはマシと思えば良いか。良し、もう一枚のスペックシートも見るか」


 暫く大の字のまま、空を無気力に見ていたが、如何し様も無いと問題を棚の上に置き開き治る事にした。気合いを入れ直し体を起こし、封筒の中に入っていたもう一枚の手紙に目を通す。


 「何々?」


 

 ステータス

 名前:未設定

 種族:ハイゴーレム

 称号:招かざる来訪者

 全高:140cm

 重量:36kg

 動力:フィンブルドライブ(第1動力炉)・ラグナロクドライブ(第2動力炉/封印中)

 武装:高エネルギー粒子切断剣ビームブレイド・単分子振動ナイフ・可変出力凝集光銃レーザーガン重力加速投射銃レールガン局所防御力場エネルギーシールド

 技能スキル:ユニークスキル『機械神の恩恵デウス・マキナ・ギフト

 全身図

挿絵(By みてみん)


 

 「……はぁ?」


 思わず気が抜けた声が漏れる。


 「種族が人間では無いと言う事は、前の便箋に書かれていたので予想していたけど、140cmって俺の新しい体は小学生位の大きさって事か?それに体重が36kgって、金属製にしては軽過ぎるだろ。一体どう言う素材で出来ているんだよ、この体」


 便箋に書かれた意味不明な文字列に、諦めの溜息が止めど無く湧き出てくる。スペックシート下部に乗っている全身図を見ると、ロボットアニメの主役機の様なヒロイック性のあるスタイリッシュな姿であった。側頭部から伸びるセンサーマストらしき2本の角に、マスクを付けた様な緋色に輝くツインアイが特徴的な人の顔を模した頭部。

 その姿は、自分の感性にも十二分に叶っていた。 


「それにしてもこの動力炉の説明、フィンブルドライブ。周囲の魔素を取り込んで質量崩壊させ、莫大なエネルギーを取り出すって、何処のモノポール反応炉だよ。SFモドキをファンタジーでやるなよ」


 溜息と共に愚痴が漏れる。しかし、そうなった原因は分かっていた。  


 「空想ロボット大全集Vol.4……通称ラスボス全集か。もう一寸違うのカバンに入れときゃ良かった」


通勤カバンに入れていた一冊の本を思い起こし、俺は雲一つ無い空を見上げ途方に暮れた。

 

 

 

 

 


 

下手ですが挿絵を書いてみました。何と無く、雰囲気が伝われば幸いです。


ブクマと評価お願いします。

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