文章の難しさ パート2
同じ言葉を繰り返すとくどい。と前回言いました。
そして、同じようにくどくなる原因が他にもあります。
それはやっためったら長い文章。です。
デスクを前にして○○は仕事をする△△を見たあと、考えをまとめようと椅子に座ったが落ち着かず、走り書きをしてはその紙をゴミ箱に放り投げて、また△△を見てはそれを繰り返した。
上記は適当に考えた文章なのですけれど。
長ったらしくて、まとまりがない感じじゃないですか?
ちゃんと背景描写(行動描写?)を入れて書こうとがんばった結果……こうなりました。
でもよくよく考えたら、これって別にひとつの文章じゃなくたってかまわないんですよね。
デスクを前にして○○は仕事をする△△を見た。
そのあとで考えをまとめようと椅子に座ったのだが、落ち着かない。走り書きをしてはその紙をゴミ箱に放り投げることを繰り返した。
原因はやはり△△だった。
ちょっぴり文章改編しちゃいましたが、どんなもんでしょう。
一つの文章が四つになりました。
こっちのほうがすっきりしませんか?
改行も適度に入れて、一文を短くして読みやすく。
で、最後。
デスクの前に○○は立っていた。視線はその向こうで仕事をする△△の所だ。
そのあとで、考えをまとめようと椅子に座る。だが落ち着かなかった。走り書きをしてはそれをゴミ箱に放り投げる。それを何度も繰り返した。
原因はやはり△△だった。
一文を短くしたら読みやすい?
ということで細かく区切ってみたんですが……逆に文量増えてますね。
しかもなんとなく文章がぶつ切りになってる感じが。
で、この中で一番読みやすいのはどれかとなると。
なんとなく二番目?
一番目は文章長くてわかりづらい。
三番目は細かくて逆に読みにくいかな。
長くてダメなら、短くすればいいじゃん。って考えで書くと逆に失敗するいい例ですな。
よくやるけど。
なにごとも、適度が一番です。